遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

愛するもの

幸せな気分になれる音楽

このタイトルにあう曲を探してみた。ストラビンスキー作曲の火の鳥の「王女たちのロンド」がいい。おそるおそる最初の一歩を踏み出す雰囲気が、幸福感を表している。火の鳥が飛翔する動作徐々に滲み出る雰囲気が何とも言えないバレエ音楽として名曲と知られ…

置手紙

このブログは置手紙みたいなものです置手紙は正確には三通存在します最初の置手紙は、たった一度遊んだ幼子の君への置手紙です二番目のものは、私に初恋してしまった高校時代の君へのもの三番目のものは、私が偶然出会った女性と結婚したことを知り、泣き崩…

ある愛のかたち

知り合いの先輩が亡くなられ、奥さんから、生前の話を聞く機会があった。奥さん曰く生前ご主人にシャンソンがかかるスナックしゃれた喫茶店によく連れていってもらったそうである。私も誘われて行ったことがあるので、どういう店なのかは大体は知っている。…

最後のラブレター Part3

書こうとして書けないラブレターがある。それは、最後のラブレターPart3である。私に起きた事あの人に起きた事それらは、あまりに偶然で、そしてあまりに衝撃的であり過ぎた。あの人は、たぶん、私一人にただ一度の恋をし一方の私は、恋多き男で余所見ばかり…

愛する人へ Astor Piazzolla  Ave Maria

もしかするとこのブログをご覧になっておられるであろう愛する人に私は告げたい私がもし楽器が演奏できて愛する人に聞かせたい曲があったとすれば私はAstor Piazzollaというアルゼンチンの作曲家による名曲Ave Mariaを選ぶAstor Piazzolla Ave Maria私はこの…

無名の音楽家による心に響く名曲の世界 OTTAVA放送休止

私は、OTTAVAというインターネットラジオ放送局を時々聴取している。http://ottava.jp/この放送局、クラシック音楽専門チャンネルで、無名の演奏家による、胸を打つ音楽が流れる。CMは、思い出した頃に流れる程度、AMラジオ局のような喧噪はまったくない…

出生地に咲く花の想い出

今年も春が来た私は半年ぶりに自分の居場所を見出したある年、出生地に咲く白百合の花をみつけた私は記憶の彼方の花畑に舞い戻ったそこには、母に抱かれた幼子の自分がいた記憶の風景では空はいつも青く周囲一帯に光が溢れ希望を信じ生きた時代があっただが…

市庁舎の想い出

故郷の街を象徴する建物の一つに市庁舎がある。この市庁舎、建築コンペを実施して設計された、建築デザイン上の価値がある建物である。建設後、既に、数十年は経過しているものの、中にいて多少古さがあることを除いて外観に問題はないようだ。さて、この市…

愛する故郷に眠る方法

私は、いわゆる高齢者ではないが思うところがあって、このテーマにこだわっている。故郷で永眠することは故郷を愛する者なら誰もが望むことである。ただ、故郷に住宅を購入あるいは、家を借りることは、家計の制約があってできない。故郷の墓に眠ることは、…

女性を幸せにする方法

私の価値観で恐縮だが、容姿・体型を除くと、世の中には8通りの女性がいる。内訳はこうなる。○ モノ、すなわち身につける物に価値を認める人とそうでない人○ 情熱的な人とそうでない人○ 生活上の出来事、すなわち想い出に価値を認める人とそうでない人上記…

あの人に起きてしまった偶然

悲しい事実を忘れないためにあの人に起きてしまった偶然を書いておきたい実は母方同士は遠戚(母方祖母の親戚の………)初めて出会ったときに、あの人が私の手を引いたことそれからかなり長い時間見つめ合ったこと病院の待合室音楽教室英会話学校街中のいろいろ…

街角 サキソフォン吹きのブロンズ

故郷の街を離れて数十年経つ。春の日のこと私は街角にある、ユーモラスなブロンズを見つけた。 当時、失意のどん底にあった私は、このブロンズを見て勇気づけられた。いろいろ失敗続きだったが、精神的に立ち直るきっかけをつくってくれた。このブロンズ、著…

あの人の想いを音楽にたとえると………

振り返ってみて、私は、あの人の気持ちをいつも裏切り続けていたような気がしている。何度も機会はあった。きちんと向かい合って、付き合えたはずだったが私には、あの人の存在は重すぎた。高嶺の花だった。そして、4歳のときに初めて出会いあの人があの場…

心のこもったピアニスト  子供の情景

クララ・ハスキルという女性ピアニストをご存じだろうか?才能あったものの若い頃はコンサートにて舞台負けし、ユダヤ人として迫害され、極貧の中を病と闘い、なんとか生き延び、晩年、世界的に有名になったピアニストである。http://ja.wikipedia.org/wiki/…

美人の絶対条件

たぶん、このブログを読まれている方は女性が多いと思われるので、ご参考になるかどうかは別として、私なりの美人の絶対条件をあげさせていただく。私が考える、美人の絶対条件とは、顔のつくりではなく、少し離れた所から眺めたときに、体型的にバランスが…

故郷から想い出が次々と消えてしまった

私の故郷の街は、大規模都市開発がなかったので、街並みは昔のままだ。だが、昨今の構造不況で中心街がどんどん寂れていくばかりだ。まず、最初に、中学1年の時に母に時計を買ってもらった宝石店が閉店した。それから後を追うように、高校生時代まで靴を買…

写真をとりたい場所

カメラを数年前に買い直し、レンズを揃えてみた。撮りたい場所は、実はそんなにない。今住んでいる街はいい街なのだが、何かむなしいのだ。想い出の出生地想い出の近所想い出のバス停想い出の通学路想い出の市庁舎想い出の校舎想い出の店想い出の建物想い出…

ふるさとはありがたいもの

同じものでも買う場所によってそのモノに対する印象ががらりと変わる。私は、墓参りのついでに時間をつくり、買い物をしてから帰るようにしている。行く場所は、いつも決まっている。帽子屋と本屋に寄り、必要な買い物をする。なぜなら、ふるさとでした買い…

花の命は短くて………

女優さんの中には、何歳になっても若い頃のイメージが変わらない方が何人かいらっしゃる。由美かおりがその代表格と言われているが、私は、女優の香川京子もそうだと思っている。また、彼女については、日本のお母さんを演じたら彼女の右に出る人はいないの…

想い出のコンチェルト

私にとって、あの人との想い出の曲は、ラヴェルのピアノ協奏曲ト単調の第二楽章である。ピアノ独奏は、ピアニシモでゆったりとしたテンポで始まる。聴いていていつも思うことだが、寂しげに去る、あの人の後ろ姿があり、続いて、曲のテンポにあわせ、あの道…

好きになることにどんな意味があるのか?

私は、好きになった女性それぞれに自分にとっての存在意義があると思っている。家内は出会ったときから「妻」だと認識していた。そして、サラリーマン時代に好きだった人は「女性」として大学時代に好きだった人は「憧れの存在」として高校時代に好きだった…

いつまでも変わらないでほしいもの

フェルメールの名画「真珠の耳飾の少女」を見ていつもあの絵とそっくりなあの人のことを思い出す。 どんなにときが経っても私の願いは一つ。いつまでもあのときのままでいてほしいのだ。あの絵のように澄んだ瞳、清純な微笑み、真珠のように輝く姿もそのまま…

好きな人としか付き合わない決心をさせた女の子のこと

中学時代、好きではなかった、ある女の子から問い詰められて困ったことがあった。その女性の言いぶりは、好きでもない女性と仲良くしないでほしい、私の方を少しは……という意味だった。私は、まったく反論できなかった。その女の子は、幼稚園が一緒で、小学…

女性が最も美しく見える場所

私は、ただ一人の女性だけは、出会った瞬間からイイ女だと思っていた。その女性は、会社帰りに、デパート地下の食品売り場で買い物をして帰る習慣があった。ある日、デパートお菓子売り場でチョコレートを眺めていたところ、彼女が、和菓子コーナーにいる彼…

私が愛した人たち

このブログをお読みの皆さんは、読みながら愛した人がどんな雰囲気の人か、知りたいのではないかと思い、イメージ的に近い人の画像を並べさせていただく。蓼食う虫も好き好きと言われるかもしれないが。

愛する名画

皆さんにとっての名画はどれであろうか?私にとっての名画は印象派の巨匠モネの奥さん、それも若き頃のモネの奥さんの木炭デッサンの絵である。たかが木炭デッサンと侮るなかれ。このデッサンには、奥さんとモネとの会話の産物なのだ。奥さんの愛情一杯の表…