遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

たった一度一緒に遊んだ幼なじみのこと

私には、一度しか遊んだことはないがいつまでも忘れない幼なじみがいる。この幼なじみの家は、地元で有名な老舗の店だった。ある時、父に連れられ、不思議な屋根の店に行き、その店のソファーで休んでいたところ、店の事務室から二人の女の子が現われ、店の…

Sound of Silence

名作映画「卒業」のテーマ曲である。あのエレンは、私が一時期夢中になったある女性に少し似ていた。目が大きく潤んでおり、ボニーテール風だった。刑事もののドラマ、日本酒のCMに出演するあの女優によく似ていた。私が、彼女の存在を知ったのは、初恋が…

婚約の手続き

婚約は、相手と結婚を約束する手続きのようなものであるが、私の場合は少し違った。婚約に至るプロセスにおいて、婚約しなかった別の異性に告知するか、別れるか、去るかの手続きが必要だと考えた。一人目は小学校の同級生だった。私は、その人のことを嫌い…

恋の流儀

誰にでも恋の流儀はある。私にもあった。私の場合は、理想の人をひたすら探し求め、そのタイプだと思えない限り、付き合う気がしなかったのである。また、イメージと違うとわかるとすぐに距離を置いてしまう癖がある期間続いた。その一方、一度好きだった人…

愛する名画

皆さんにとっての名画はどれであろうか?私にとっての名画は印象派の巨匠モネの奥さん、それも若き頃のモネの奥さんの木炭デッサンの絵である。たかが木炭デッサンと侮るなかれ。このデッサンには、奥さんとモネとの会話の産物なのだ。奥さんの愛情一杯の表…

三つの正夢

今まで見た夢の中で記憶に残る夢で正夢と言えるものが3つある。最初が、初恋が破れた日に見た夢二つ目が祖母がなくなった日に見た夢三つ目が、五十歳の誕生日に見た夢である。詳細は今回は説明しないが、その夢毎にその後の人生の行方を暗示しているものが…