遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2019-01-01から1年間の記事一覧

私家版郷土史

年末のご挨拶をさせていただきます。 ブログを開設して10年近く経過しました。こんなに長く続くとは予想しませんでした。 置手紙のような記事に始まり、詩文、郷土史ものテーマが徐々に広がり、下書きが増えました。 このブログの終着点がどんな姿となるの…

スーパーマーケットの想い出

時々、大学時代のことが懐かしくなり、訪れる場所がある。 かつて住んでいた場所の周辺、戸建ては徐々に更地化、銭湯は居酒屋となり、居酒屋があった場所はグループホーム、空き地はワンルームマンションとなった。 スーパーマーケットだけが、昔の建物のま…

ピアノ教室の想い出

そのピアノ教室とは噂で聞いたピアノ教室のことである。 そのピアノ教室は住宅街の公園近く小川に架かる木の橋を渡った奥にあった。 出はいりする、色白、ショートヘアの中年の女性を何度となく見かけた。出かける時はいつも和装だった。 敷地内は、木が生い…

詩作に必要なツール

普段あまり使わないが、あれば使いたいツールがある。 それは、現代語と古語を一覧で参照できる類語辞典である。 短歌や俳句の世界では、作句にあたり類語辞典を所蔵し参照することが、ノウハウ上の常識となっている。作詞家などは、五七五にこだわる場合、…

幼馴染への気持ち  いとしのBaby Queen

知る限り、映画や小説にて登場する幼馴染同士の関係には、三つのパターンがある。 ・パターン1 ネバーエンデイングストーリーのケース Neverending Story clip - Ending with Childlike Empress, Atreyu & Bastianhttps://www.youtube.com/watch?v=wUttwzaz…

万葉の時代の恋

元号が変わり、令和の時代となったことをきっかけに、万葉集の解説書を読み、改めて万葉集に恋歌が多いことを知った。 「万葉集ハンドブック」という本によると、『「万葉集」は恋と歌との関係が全体的に様式化されていく過程にあった』との見解を示している…

時を超えて 私の旭川 ~ 森脇啓好写真展

11月2日から来年1月13日までの開催。 第88回企画展「時を超えて 私の旭川~森脇啓好写真展」(旭川市博物館)https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/event/category-08/d067622.html

常磐公園の野外彫刻の想い出

旭川市内には、彫刻の街らしく、市内各所にいろいろな彫刻が野外に置かれている。野外作品数は72もある。買い物公園、常磐公園、橋などに展示されているものが認知度が高い。 この中で、買い物公園にあるブロンズの「サキソフォン吹きと猫」と、常磐公園に…

「幼ごころの君」の想い出

映画に出てくる「幼ごころの君」を眺めているうちに、二度目に出会った幼馴染によく似ていたことを想い出した。 骨格的には、ある映画に出てくる女の子に近いが、表情的には、きりりと引き締った顔だったように思う。 Neverending Story clip - Ending with …

夢を語った女の子のこと

一人だけ夢を語った女の子に出逢った。 こんな一生にしたいと彼女は語った。 志ある美女にめぐりあえる幸運は滅多にない。 卒業後のある日彼女のお母さんから母に挨拶があった。が、今になって思えば無理な相談だった。 その女の子は親の稼業を継ぎ事業のパ…

恋のジンクス 好きにさせようとすると何が起きるか

目の前に現れる魅力的な女の子たちは時に強欲だ 好きだとわかるともっと好きにさせようとする 私は好きになるとアレコレ考えてしまい過ぎ疲れ果ててブレーカーが動作するみたいな感じ しまいに好きだったことを忘れてしまいたくなる話しかけることさえ、面倒…

旭川の郷土史 見落とされている分野

郷土史というと、旭川市市史編纂委員会が主宰したものが、いわゆる正史。つまり、正史があまり熱心に扱わない分野は、郷土史ではないと扱われてしまいがちである。 いろいろ読み、考えた結果となるが、旭川の場合は、郷土史を構成する重要な要素で見落とされ…

夜明け前に聴いた音楽

帰宅後、数時間寝て、夜中に起き出し、勉強開始。受験勉強は私にとって思考訓練の場だった。 時間が経つのも忘れているうちに夜明けが来た。 夜明け前に一服、サイモンとガーファンクルのエミリー、エミリーを聴きいつになったらほっとできる日が来るのか。 …

グラフ「旭川」の郷土史特集

グラフ「旭川」という雑誌、郷土史ものを扱う雑誌ではなかったが、ここに来て、郷土史が特集に組まれている。読者層高齢化が関係しているのであろう。なお、かなり前に事務所が5条通りから、9条通りに移転している。 40年前の旭川市中心部を振り返るhttp…

緑橋ビル

市街地の商業ビルが次々と取り壊され、更地化していく中で、緑橋ビルは細々とではあるが生き残っている。昔は、ビルの中にも店舗があったが、今は路面店だけになってしまった。 緑橋ビルについては、郷土史本の写真で、これといったものを見たことがない。が…

祖父の死

祖父が亡くなって数十年近く経った。 大学入学が決まった年の春、私は母に言われ入院中の祖父を見舞いに行くこととなった。母からは、重病で余命いくばくもない、何も言わなくていいので、ひと目顔を見せて欲しいと言われた。 場所は、厚生病院の三階か四階…

しょうがご飯の想い出

ある場所で、彼女がつくった手料理を食べた。メニューはしょうがご飯。 簡素なようだが、やり方によっては、出汁の取り方含め手が込んでいる。手抜きが絶対にきかないメニューと言った方がいい。 レシピはこうなっている。 新生姜の炊き込みご飯のレシピ/作…

七条交番の想い出

その交番は、今はその場所にない気がついたらなくなっていたその場所に交番があったという記憶が残った 記憶といっても通りがかった際に交番の中か外で、警官が誰かと話している記憶しかない 「写真が語る旭川」、「写真集 明治大正昭和旭川 ふるさとの想い…

校庭で猫を抱き上げた想い出

ある温泉旅館で、私を見てネコが鳴き昔の出来事をふと想い出した。 それは、学校の文化祭の時に起きた。 校庭で、青い目をした白黒猫が私とある女の子の間にいた。 猫は私の方に歩み寄り私を見上げ、さんざん鳴く。 仕方ないので抱き上げ、頭を撫でた。 猫は…

あさひかわ街角スケッチ第12集発売開始

第12集の内訳はこうなっている。 http://aiwaprint.jp/ 旭川商工会議所(S12-47)/中村 忠雄昭和通り1条6丁目付近(H7)/菱谷 良一東高2代目校舎(S31-H3)/富田 忠征藤井病院旧診療所(T11-S62)/中野美枝子七条通中央交番(S30年代頃頃)/菱谷 良一…

龍之湯温泉の由来

旭川に一軒、一度行ったら忘れられない温泉がある。東旭川にその温泉がある。名は龍乃湯温泉。泉質は一度見たら忘れないほどの赤っぽい鉄泉。 この温泉地の敷地は「隼(はやぶさ)特攻隊」隊長として〝軍神〟と呼ばれた加藤建夫の生家の跡地。それだけではな…

別れのランチ Part2

寿退職することになった女子社員を昼食に誘って御馳走したことが何度かあった。 二回目に選んだ女の子は、議員の娘さん。容姿的には美貌の部類に入る。が、議員の娘さんと聞いて交際を申し込む、度胸ある男は会社には少なく、婚期を逃しそうな状況にあった。…

受験勉強の想い出 英作文編

今でも受験勉強を思考訓練の場だと思っている。 相当マニアックに勉強した科目があった。英作文はその中の一つ。英語は社会人となった後を含め、40歳くらいまで勉強した。添削の名門、Z会の東大合格者が絶賛する英作文の名著と言われていた参考書「和文英…

繊維問屋の想い出

かつて、宮下通りと1条通りの9丁目の一角に繊維問屋街があった。日本最北の繊維問屋として、稚内、名寄、北見、網走、紋別、留萌、富良野方面の小売店に卸していたのであろう。 母は、その繊維問屋の一つに学校時代の友人がいたようで、私をよく連れていっ…

問屋街の居酒屋の想い出

その居酒屋は、問屋街の一角にある。 女将さんは、ハイカラ好みの人。骨董デザイン風の椅子を眺めればそう思うはずである。 長年、この場所で店を続けている。十数年前は、毎晩のように数人の客を見かけた。最近は、客足はまばら。女将さんは、夕暮れ時に店…

アスチルベの想い出

もう何十年も前にことになるが、初夏のある日、庭の一角に和風の宿根の花が植えられた。母が父に、同級生の女の子の家から花の苗をもらったと小声で語ったことを覚えている。 それがアスチルベである。 花言葉はこうなっている。 https://www.language-of-fl…

二宮尊徳像の想い出

小学校のグランドの一角に、二宮尊徳像があった。小学校三年か四年の担任が、授業で二宮尊徳について話をし、その像が校庭の端にあるので見ておくようにと言われ、見に行ったので覚えている。 その像はいつしか、みかけることはなくなった。 同じ時代、二宮…

「あさひかわの水」は「大雪旭岳源水公園の湧き水」と同じ味だった

この3月に販売終了発表となった「あさひかわの水」をとある場所で最近飲んだ。味は、大雪旭岳源水公園で飲める湧き水とほぼ同じ。たくさん飲んでも飲んだ気がしない。旭川の酒が旨いのは、この水のおかげだと思う。 https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp…

駅売店で売っている絵葉書セット

先日、駅売店で、絵葉書セットを見つけた。AR機能付きだそうだ。 https://www.036izu.net/entry/2019/06/08/191400

彼女のお母さんのこと

彼女に一目会うため一大決心をして、彼女の家に行った。 バスを降り、家の前まで歩き表札を見つけインターホンを鳴らすと彼女のお母さんが出てきた。 エプロン姿だった。 名前を告げると、茶の間に案内された。 話ながら、掃除機で部屋掃除していた。 ただ、…