遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

霧の中 ヘルマン・ヘッセ

学生時代、図書館で何気なく読んだ詩集の中で、はっとした詩を一つ紹介させていただく。夜明け前、誰もいない霧の中を山の中、霧で視界が遮られている中を歩いている時にふと想い出す、詩である。不思議だ。霧の中の野道を歩くことは生きるとは、かように孤…

新聞社の想い出

新聞社と言っても大した想い出はない。近所に新聞記者が住んでいたことこの場所に、新聞社の支社の建物があり下校途中に意識せず眺めていたことこの場所でイベントや会合があり市民に公開されていたことくらいしか覚えていない。偶然、撮った写真の中から、…

参考書の想い出 古文研究法

受験時代の想い出の一冊に小西甚一という国文学者が書いた『古文研究法』という参考書があった。この参考書、受験生には絶大に支持されていると評判の一冊という理由で購入した。しかし、当時の私には、難し過ぎた。その後、転勤が何度か続き、この本を読む…