遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

別れの言葉

私は、好きになった人に対しては、自分からは決して別れの言葉を言わないようにしている。それは、好きになった気持ちを大切にしたいことと好きだった人のことを決して忘れたくないこと、自分が選んだ人に自分から別れを告げることは自分で自分を否定するこ…

3月10日は卒業式だった。

3月10日は高校の卒業式だった。私は、この日をもって、たった一度一緒に遊んだ幼なじみであり、心から好きだったあの人から去る決心をした。私には、あの人は高嶺の花であり、とても釣り合う人だとは思えなかった。別の恋の傷がまだ癒えず、受験直前でと…

Brighter Days

私は、学生時代からずっと、好きな曲の一つに、Loggins and Messina の Brighter Days がある。静かな情熱を胸に秘め、切々と歌われるこの歌は、単なる感傷を超越した感がある。さて、この曲の雰囲気に似た歌が、日本の詩歌にある。中原中也の「朝の歌」であ…

Yesterday Once More

カーペンターズの曲の中で、私はこの曲が一番好きだ。この曲が流行っていたとき、私は修学旅行で京都にいた。京都の四条河原町のデパート街を歩いていると、何店もの店がこの曲を流していた。この旅行でわかったことは、あの人の気持ちだった。見かけは冷淡…