遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

祖母が愛した名店

私の祖母は大変信心深い人で、暇を見つけてはお寺に立寄り、住職と世間話するくらい、社交的な人だった。お寺の前を通る時はきちんと礼をすることを欠かさない、今の年寄りがしないようなことを当時きちんとやっていた。 宗派は、真宗大谷派。後年、ある用事…

真夜中の置手紙

今日の真夜中夢を見た突然夢が始まり一瞬あの人が現れ直後に目が覚めた時刻は夜中の1時30分 あの人は置手紙を読み声を発し一瞬時空間が破られメッセージが届けられた 悲しいことだけでなくどうにもならないことが起きていることも気がついている 近況変化…

想い出の場所で再会した人

置手紙を読み最後の訪問となる覚悟で幼馴染と出会った想い出の場所を金曜の午後に訪ねることにした しかし、そこは闇に包まれ立ち入ることはできなかった幼馴染に会うこともかなわなかった 代わりに生涯傍らにおくつもりであるものを入手 誰もいない片隅で幼…

幼馴染と遊んだ「想い出」が消える

ふるさと旭川は想い出が次々と消える場所になってしまった 毎年のように倒産、廃業が続く 今年もまた一つ想い出の場所が地図から消える 今度は幼馴染と出会いたった一度遊んだ運命の場所 そこはある建物の二階にある 先代が亡くなられた時からこうなることは…

放浪の夢

勉学に明け暮れた高校時代最も気に入ったキーワードは「放浪の夢」だった 時間を気にすることなくその日の気分に従いあてもなく歩く それ以上のことは思いつかなかった そのちっぽけな夢はその後どうなったか 普通は二度と思い出すことはない 流行り病みたい…

コンサートの想い出

私にとって名曲とはこの曲。 salt,sun and time (cover)/Bruce Cockburnhttps://www.youtube.com/watch?v=K6oQKGjgNUM Salt,Sun and Timehttps://www.youtube.com/watch?v=R3opJMRWutk ウイスキーでも飲みながら聞いてみたい曲である。演奏解説をすると、カ…

タウシュベツ川橋梁伝説

タウシュベツ川橋梁という、伝説の橋梁がある。 この橋梁、湖面に隠れる時期がある。 湖面の水位が下がり、橋梁の全貌が見える時期になると季節や時間帯によって予想だにしなかった幻想的な姿を見せることでも知られている。 それが、この橋梁の魅力でもある…