遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

4月1日は入社式だった

入社式の日、実家から父が車を運転し駅に送ってもらい、そこから汽車に乗った。父に送ってもらったのは、これが最初で最後となった。車を降りる時に、父と母が頑張るんだよと声をかけてくれたこと振り返った時にに、手を振って別れたこと汽車の中で母がつく…

Double rainbow

「夕立がさあっと降った後で、虹が空の彼方に映る」その一瞬の光景を音楽にしたと思われる曲がある。「Double rainbow」である。作曲は、ボサノバの巨匠アントニオ・カルロス・ジョビン。この曲には歌がない。オーケストラ、ピアノ、ブラスセクションがメロ…

一枝ちゃんのこと

小学生の時に、最初に異性として存在を意識したのが一枝ちゃんである。品が良く、清潔感が一際目立った子だったが、人一倍潔癖症的な雰囲気が強すぎ、近寄りがたい人だった。だから、私は彼女に話かけた記憶がまったくない。それから10年後、大学生になっ…

今年の初夢は高校卒業式の早朝の夢だった。

もうすぐ高校卒業式の日がくる。今年の初夢は高校卒業式の早朝の夢だった。卒業式後に離れることになる街並みを一目見ておこうと夢の中の私は、早起きし、英語の本を持参、夜明け直後の街を歩いた。橋を渡り、市役所がある通りを抜けた。今まで一度も通った…

あの人にプレゼントしたい曲

故郷の想い出とともに孤高に生き生涯を終えるかもしれないあの人にプレゼントしたい曲がある。この世ではかなわなかった、結婚の曲あの世で、再び、幼馴染みの場面から出会い再び英会話学校再び高校で会うとことからやり直したい。あの人との結婚はかなわな…