遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

大英博物館で本を購入した想い出

大英博物館には、10回くらい通った。
ついでに、暗い通路の奥にあるリーデイングルームの様子を見に行った。通路の奥に拓けた雰囲気の場所があった。

覗いたついでに記念に、Bibliographyの本を一冊購入し立ち去った。

 

後に、この図書室(リーデイングルーム)の様子、常連利用者の素性等について、「物語 大英博物館」(出口保夫)を読んで初めて知り、驚いた。

訪英前にこの本を読んでいたら、リーデイングルームでの文献調査方法、手順について小一時間くらいは調べたはずである。図書館マニアを自認しているにしては、文献学の本だけ購入して他に何もせず立ち去ったことを後悔している。

 

 

地元旭川の中央図書館の二階にある資料調査室(参考資料室)には、郷土史関係の本、文献、史料が揃っている。嬉しいことに、国立国会図書館がデジタル化した資料で,絶版等の理由で入手が困難な資料が中央図書館2階資料調査室カウンターにて閲覧できる。

 

時折、郷土史上の有名人がこの資料調査室を訪問することがあるようで、事情通の図書館員が最敬礼して送り出すシーンを見かけたことがある。

家具工場を見学した想い出

知りたいのツテで家具工場を見学したことがある。

イタリア製の工作機械を導入、全自動でチエアの部品を制作しているとのことであった。

カタログ上はいろいろある。
脚のキュートなチエアがズラリ並んでいる。デザイン上の特徴なのだそうだ。

 

https://www.condehouse.co.jp/products/list.php?category_id=57

 

 


記念に、気に入ったチエアを一品購入した。

生活を豊かにするために家具は存在するのであり、個性的な家具はないよりもあった方がいいとつくづく思う。

夏の想い出 2022

今年も夏が来た。

 

思いがけず
孫から花火をしようと
誘われ
一緒に庭に出ることにした。

 

孫が手にした
線香花火の光の中に
三十年前の夏が甦り
花火の煙の先に広がる雲の中に
母の姿をみた気がした。

 

 

昭和の時代の旭橋周辺は花火会場だった。
家族連れで花火見物に出かけた記憶がある。

最後の夏の想い出

お盆に帰省したとき
母は孫と遊ぶために
手持ち花火セットを用意して
待っていた。

 

線香花火が多かった。

 

 

夕食後

母は我が子を誘い
その手に線香花火を持たせた。

 

線香花火にじっと見入り
はしゃぐ姿を見た
母はとてもうれしそうだった。

 

それが元気だった母の
最後の想い出となった。

伯母の想い出

母には数歳年上の姉がいた。母が言うには、姉は自分よりも美人で達筆、軍人さんに大変もてた
といつも私に語った。

母は伯母と話す時はいつも楽しそうだった。伯母も母には何でも正直に語り、話が尽きることはなかった。

 

ただ、親戚の間では、伯母は、不平不満話が多く、扱いにくい人という評判だった。農家に嫁いだためか苦労話が多かった。

 

母が他界した年、伯母の自宅に立ち寄った。伯母の家は、コンバインで稲刈りの真っ最中。日没まで家族総出で農作業が続いていた。

 

 

私は、旦那さんと一緒に農作業する伯母の顔を見て驚いた。苦労しているにしてはとても満足そうなのである。いつも不平不満話をする伯母とは別人の人がそこにいた。

 

それから30年後、伯母は認知症になったが、男気ある旦那さんは、自分で介護すると宣言。伝え聞いた、息子さんがUターン就職、両親の介護をすることとなった。

旦那さんは、戦時中、帝国陸軍の要職だった方。人望厚く、部下に慕われた方と葬式にて伺った。

 

その後、伯母と、会うことはない。在命中であれば施設に居られるはず。
ただ、家族総出の農作業で幸せそうに働く伯母の姿は、母と話し込む時の不機嫌な様子と余りに対照的だったこともあり、脳裏から離れることはない。