遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

あの人の想いを音楽にたとえると………

振り返ってみて、私は、あの人の気持ちをいつも裏切り続けていたような気がしている。何度も機会はあった。きちんと向かい合って、付き合えたはずだったが私には、あの人の存在は重すぎた。高嶺の花だった。そして、4歳のときに初めて出会いあの人があの場…

人生最初のレクイエム 母の死

水曜日は母の命日だったその日は、あの日と同じように雪がしんしんと降っていた静かなよるだったあの日の朝、母の容態が悪化し母は意識を失った母はついに帰らぬ人となった私に出来たことは母の手を握ることだけだった私は病院会計を済ませ遺体搬送を手配し…

悲しみは鐘の音と共に one less bell to answer

「one less bell to answer」という、男女の別離を女性の立場で嘆く歌がある。多くのシンガーがカバーしている中で、私は、本家の「The 5th Dimension」ものを勧めたい。悲しみをこらえ、淡々と歌い上げる、この曲は、日曜の午後6時からのNHKのFM番組…

想いと諦観

想っていてもどうにもならないことばかり書いてきた。人生はやり直しがきかない観客一人の冷酷な演劇だと何度も思った。そんな時この気持ちを代弁してくれる曲に出会った。 「さらに美しき音楽」という、イギリス人の作曲家ジョン・ラターの合唱曲である。荘…