遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

淡い露草色のコートを着た女性

最近、私はある女性と3回デートした。といっても夢の中の世界である。場所は、エスカレーターで上がる大きなデパートの三階の喫茶店。彼女はいつも淡い露草色のコートを着て現れる。体型はやせ形色白で顔はやや面長でほりが深く切れ長の目髪は黒髪、肩にか…

初恋 一人言葉遊び

初恋というタイトルがついている詩は多いが、その中で傑作だと思うのは、帷子耀(かたばみ あき)という詩人による「初恋」という詩である。この詩人は、十代でデビューした後、突然、詩壇から消えた謎の人物である。さて、この詩の優れていることは、初恋と…

墓参り 一編の詩

水曜日に墓参りした。生い茂った雑草を抜きながら、ふと、一編の詩を想い出した。嵯峨信之という詩人の「旅の小さな仏たち 他三編」である。愛する人の死、葬儀、火葬、墓参りに仏教的要素をブレンドし、遠い光に乗って死後の世界に旅立つ世界を描いた詩であ…

水曜日の墓参り

私は、墓参りは水曜日にすることにしている。理由は、あの人ならわかることなのでここでは書かない。今年は、数回、墓参りに行った。それから、高校の近くにあった喫茶店2店のどちらかでで昼食をとるはずだったがその店はもうない。それから、一方通行通り…