遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

写真をとりたい場所

カメラを数年前に買い直し、レンズを揃えてみた。撮りたい場所は、実はそんなにない。今住んでいる街はいい街なのだが、何かむなしいのだ。想い出の出生地想い出の近所想い出のバス停想い出の通学路想い出の市庁舎想い出の校舎想い出の店想い出の建物想い出…

クープランの墓

ラヴェルというクラシックの作曲家がオーケストラ用に作曲した管弦楽曲に、「クープランの墓」という名曲がある。第一次大戦で戦死した知人に捧げる曲だとされている。この曲の第一楽章は、光が満ちあふれる世界がめまぐるしく移り変わる、それでいて感傷を…

50歳の誕生日に見た夢

私は、40歳の誕生日に、3日間続けて、あの人の夢を見たが、実は50歳の誕生日にも夢を見た。今度は母が夢枕に立った。寝入った直後だったと思う。突然、遙か上方から、大きな白い紙袋が降りてきた。その中に、臙脂色の物と白い物があることを私は確認し…

通りゃんせ

日向敏文の曲の中に、なつかしい曲をモチーフにした、変奏曲「Les Enfant」がある。桜の花びらがハラハラと舞い散るような雰囲気の中で「通りゃんせ」が始まり、やがてときが経過し、幼友達の女の子との間に芽生えるほのかな恋心を暗示しているようである。…