遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

学生時代 ペギー葉山

天気が良かったので、ある大学構内を散歩した後、古本屋に立ち寄った。大学時代は挫折の時代だった。本来なら現役で合格できるはずの大学に落ち不本意にも浪人を余儀なくされ精神的不調から浪人中の成績がぱっとせず滑り止め目的で受けた大学はどれも合格で…

カタクリの花の想い出

春が来て、今年もカタクリの花が咲いて、散った。 小学生の頃、近所の人に虫取りに連れられて、近くの丘によく行った。そこは、春先に一面に奇麗な花が咲くところだった。http://post.hokkaidolikers.com/jp/detail/515また、この花の咲く頃に、ある希少種の…

街角 サキソフォン吹きのブロンズ

故郷の街を離れて数十年経つ。春の日のこと私は街角にある、ユーモラスなブロンズを見つけた。 当時、失意のどん底にあった私は、このブロンズを見て勇気づけられた。いろいろ失敗続きだったが、精神的に立ち直るきっかけをつくってくれた。このブロンズ、著…

風とともに去りぬ 大人の恋と子供の恋

「風とともに去りぬ」というあの名画を見て、大人の恋ができる人といつまでたっても子供心のままの人が、大人の中にいることを知った。この映画は、大人の恋ができる女と少年のままの夫、大人の恋ができる男といつまでたっても子供心で無邪気に男を支配しよ…

M子の横顔 ラファエロの自画像

展覧会でラファエロの自画像と出会った。 その自画像を見ているうちに、ラファエロとうり二つの人物がいることに気づいた。それは、「M子」だった。横顔、鼻筋、唇は、M子そのものだった。黒光りする黒髪とすらりとした肢体彼女は、スペインやイタリアの女…