遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

毛糸の店の想い出

私は、小学6年生の時に、母にお願いして、あの女の子とお揃いのデザインのとっくりのセーターを編んでもらった。その時に母が毛糸を買いに行ったのがこの店である。 この店は、店構えも店の内部も当時のままである。あの女の子のセーターはピンク色で、私の…

本屋の想い出

私にとって本屋と言えばここしかない。だが、閉店した。確か5年前だったと思うが、閉店の張り紙があるのを偶然見つけ、雑誌を購入した際に、閉店記念のボールペンを頂いた。この店は、名前が富貴堂。良い名前だったと思っている。入り口左隣は、ヤマハでピ…

ボタン屋の想い出

街の中に今もあるボタン屋についての想い出を書きたい。 そのボタン屋は、問屋街の一角にあり、新装開店した直後だったらしく、店の中はいつも裁縫好きの女性で混雑していた。当時、私の母は、洋裁と和裁を習っており、作品制作のために、そのボタン屋に、月…

贈り物 Souvenirs

私は、「贈り物Souvenirs」という曲を何年も聴き続けている。この曲の作詞作曲は Dan Fogelberg。彼はもうこの世にはいない。だが、贈り物を残した。動画の中の絵は彼の作である。静かに川が流れ、日がゆっくりとのぼり、一日が始まり、そして終わる。人の一…