遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2022-01-01から1年間の記事一覧

自分へのクリスマスプレゼント

若い頃、イギリスに半年近く仕事上のことで滞在したことがあることを懐かしく思い、誰も見向きもしない廃刊本「美しき英国へようこそ」を読んでみた。 ある頁に、私の滞在経験とピッタリ一致することが書いてあった。日記を付けていたら間違いなくそう書くだ…

ユニークなリフォーム 昭和の街並み

・1条仲通りの米屋 ・6条仲通りの民家 ・13丁目の宝くじ販売所 改装前 2015年 改装後 ・旧第七師団官舎?を改築した美容室 春光5区 ・旧第七師団官舎の門柱が残っている民家 春光6区 ・旧第七師団施設?を改築した集会所 春光6区

温泉の想い出

週一度の頻度で源泉かけ流しの温泉に通うのが習慣となった。 稀に「湯あたり」し、係員に介抱される老人がおり、脱衣場で寝ている姿を目撃する。温泉側の説明では、塩素分(Cl)が高いと湯あたりしやすいとのこと。 温泉で起きる「湯あたり」には要注意!症…

コーヒーの名店

寒暖の差が激しく、夏は暑く厳冬期が長い旭川。夏はアイスコーヒー、冬はミルクのたっぷり入ったコーヒーがかかせない。 そもそも私はコーヒーが好きではない。下校後一旦睡眠、夜中に起き出して受験勉強する際に眠気覚ましに仕方なく飲む程度。当時は美味し…

コーヒーよりお茶

コーヒー好きの女性と交際したことをきっかけにデートの時だけでなく仕事中、自宅でコーヒーを飲む機会が増えた。 おやつの方は歳とともに好みが変わり、羊羹、せんべい、カステラが好きになりコーヒーよりもお茶を選ぶようになった。 再びコーヒーよりお茶…

大型バスが、ランドマークだった「靴屋」の前を走った昭和の時代

ボロボロだったバスを修復、走れる状態にしてツアー客を乗せ、旭川市内を走ったとのニュースが配信された。 唯一無二のレトロバス、44年ぶりに再び使命 乗客のせ旭川市内走行https://www.msn.com/ja-jp/news/national/e5-94-af-e4-b8-80-e7-84-a1-e4-ba-8c-e…

職場で食べた羊羹の想い出

毎年春になると、出入り業者の社長が、決まって虎屋の羊羹を持参、職場の庶務の女性が、羊羹を食べやすい大きさに切り、皿に載せ配った。つまようじで食べた。 私は、この美味しい羊羹を数回ごちそうになった。 聞くところによると、その会社が存続できたお…

床屋の風景

丸井今井、西武、マルカツとデパートの閉店が相次いでいる。イトーヨーカ堂も閉店。気の利いた品物がある大型店舗は消滅した。三番館が昭和の時代そのままのスタイルで営業を続けている。 昭和の時代の雰囲気を今も継続している業種がある。 床屋である。 店…

客の満腹そうな笑顔を愛した寿司屋夫婦

先日、用事のついでに、シュロス五条にある寿司屋に立ち寄った。 店先に閉店を告げる貼り紙があった。店主の健康により43年の営業に区切りをつけ閉店することにしたそうだ。閉店時期は、ドアにかかっていたガス会社の紙切れなどから、正月明けあるいは昨年…

創業100年で廃業・閉店した店

知る限り、創立100年で廃業・閉店した店が2店ある。 末広町にあるコンビニ(昭和の時代は酒屋)が創立100年を区切りに廃業・閉店した。つい最近になって知った。 営業中の時代の店舗 閉店後の店舗 店主とは何年も会っていない。最後に店に立ち寄った…

旭川市役所の風景

数年後には解体されることになりそうな市庁舎の風景を、方角を変えて撮影した。 ・北西方向からの風景 ・南西方向からの風景 ・南東方向からの風景 ・永隆橋通りからの風景 ・6条通り東方向からの風景

薔薇の花の想い出

テレビ番組を見る気がしないので、イギリスの探偵もののドラマを見る回数が増えた。登場人物は大抵の場合、イギリスの上流階級。領主、医者、牧師が常連メンバーとして登場。場所は変われど、領主、医者、牧師など、地域社会を代表する家庭の家族ぐるみの付…

大英博物館で本を購入した想い出

大英博物館には、10回くらい通った。ついでに、暗い通路の奥にあるリーデイングルームの様子を見に行った。通路の奥に拓けた雰囲気の場所があった。 覗いたついでに記念に、Bibliographyの本を一冊購入し立ち去った。 後に、この図書室(リーデイングルー…

家具工場を見学した想い出

知りたいのツテで家具工場を見学したことがある。 イタリア製の工作機械を導入、全自動でチエアの部品を制作しているとのことであった。 カタログ上はいろいろある。脚のキュートなチエアがズラリ並んでいる。デザイン上の特徴なのだそうだ。 https://www.co…

夏の想い出 2022

今年も夏が来た。 思いがけず孫から花火をしようと誘われ一緒に庭に出ることにした。 孫が手にした線香花火の光の中に三十年前の夏が甦り花火の煙の先に広がる雲の中に母の姿をみた気がした。 昭和の時代の旭橋周辺は花火会場だった。家族連れで花火見物に出…

最後の夏の想い出

お盆に帰省したとき母は孫と遊ぶために手持ち花火セットを用意して待っていた。 線香花火が多かった。 夕食後 母は我が子を誘いその手に線香花火を持たせた。 線香花火にじっと見入りはしゃぐ姿を見た母はとてもうれしそうだった。 それが元気だった母の最後…

伯母の想い出

母には数歳年上の姉がいた。母が言うには、姉は自分よりも美人で達筆、軍人さんに大変もてたといつも私に語った。 母は伯母と話す時はいつも楽しそうだった。伯母も母には何でも正直に語り、話が尽きることはなかった。 ただ、親戚の間では、伯母は、不平不…

想い出のソファ

最初に出会った時天井から吊るされたビニールシートが張られた事務室入り口脇のこんな形のソファに私は一人座っていました。 https://muku-store.com/user_data/sofa.php こんな形のソファーだったことを覚えているでしょうか。 たった四歳の時のことです。 …

蒸しパンの想い出

蒸しパンには想い出がある。塾帰り、お腹が空いた時に近くの店で食べたのが蒸しパンだった。 母は、時々蒸しパンをつくってくれたが、あまり美味しくはなかった。 そんなこともあり、パン屋で売っている蒸しパンは有難かった。 蒸しパンには、黒糖、甘納豆、…

母の料理の想い出

母はお世辞にも料理が上手とは言えなかった。本人も自覚していたようで、何年間か料理学校に通った。しかし、それでも美味しくならない。料理センスなのか味覚の問題なのかはわからない。 そんなこともあり、結婚相手については料理が上手な人と心密かに決め…

亡き母への贈り物

5月8日は母の日だった。花屋さんの店先はカーネーションを買い求める人で混雑した。 私は、そんなことはしない。花が庭にたくさん咲いている時期に霊前に何か置いても口癖のように、もったいないと言う母の姿が目に浮かぶ。 母は行動的な人だった。この人…

昭和のままの緑橋ビル

解体、更地化が進む旭川市街の中で緑橋ビルがある一角だけは昭和の時代と変わらない。アーケードが無くなったこと、テナントが半分くらい入れ替わった以外は、昔のままである。 中でも、クロバー洋品店、毛糸のてるみ、はんこやさんには、母に連れられて何度…

「三番館」と「くにい」デパートの想い出

銀座商店街の一角に、「三番館」と「くにい」の建物が並んで建っていた。どちらも年配のおばさんたちの常連が結構いて繁盛していたが、「くにい」は倒産した。過疎地中心の営業展開が倒産の遠因だったようだ。 https://ameblo.jp/kouki921/entry-12212288927…

変わりゆく街並み マルカツデパート

2007年以降のマルカツデパートの画像です。 ・3条買い物公園からみたマルカツ2009年撮影。 ・マルカツ北東出口 ・マルカツ東面 路面店 ・マルカツ東側出口 ・マルカツの建物2007年撮影。富貴堂MEGAの垂れ幕、丸井今井、国原の看板が見えます。

詩人キーツの想い出

ロンドンに滞在した時期、約1ヵ月間キーツが住んでいた場所付近に間借りしたことがあった。 場所は、地下鉄 Northern Line のハムステッド駅から徒歩15分くらいの、ハムステッドヒースと言われる大きな公園のはずれにある。 https://www.google.com/maps/…

「オモチャのたもちゃん」が愛された訳

もうすぐ「オモチャのたもちゃん」が閉店して1年が経つ。 この店が長年に亘り愛された理由が三つあると思う。 一つ目の理由として、買い物公園で配信される街頭放送の常連だったことを挙げたい。街頭放送にて連呼される「オモチャのたもちゃん」という女性…

旭川女子中学生凍死事件から1年

旭川市の公園で女子中学生の凍死体が見つかって1年が経過した。市長選で市長が代わってから、いじめ認定手続きが加速したように思う。 自死の手段として凍死を選ばざるをえなかった中学生のことを想い、鎮魂になればと思いから、合唱曲中心で選んでみた。 …

変わりゆく街並み 2条通り編(2条8丁目)

既に更地化している場所を含め、2条通り8丁目付近の街並み写真を集めてみた。 ・マルカツ向かいの角地付近建物は残っているが、かつては陶器屋があった場所。 ・パチンコ屋(モナコ会館)付近かつてパチンコ屋があった。今は更地。 ・北洋銀行付近かつて北…

プレッシャーを感じる恋愛

好きな女の子とのことについて、ずっと書かないできたことがある。 好きな女の子がいて、相思相愛で相手が私に対し初恋であることもわかっていても乗り気にならない理由が一つあった。 それは、その女の子からプレッシャーをかけられることにあった。 【結婚…

「趣味の英作文」の想い出

小説を愛好する方の多くは、美しい日本を自在に操る小説家が誰であるのか知っている。以下の記事はその一例である。 川端康成に学ぶ美しい日本語の表現5選|文学作品から美しい日本語を探求してみようhttps://estlinks.co.jp/column/written-expression/ 丁…