遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

本屋の想い出

私にとって本屋と言えばここしかない。

富貴堂.jpg

だが、閉店した。
確か5年前だったと思うが、閉店の張り紙があるのを偶然見つけ、雑誌を購入した際に、閉店記念のボールペンを頂いた。

この店は、名前が富貴堂。良い名前だったと思っている。
入り口左隣は、ヤマハでピアノ、楽譜、レコードを販売していた。
右隣は、赤松という靴屋で、良い靴を扱っていた店だった。
さて、富貴堂の内部は、中学時代の記憶となるが
1階が文房具とビジネス書、雑誌、小説。
2階が学校参考書、3階が理科の教材などを扱っていた。

その後、店舗は、1階のみの営業となった。そして、閉店の日を迎えた。

受験時代の夢を今も年に数回みるが、決まって、2階の国語参考書や国語辞典のコーナーとなる。
階段が急で狭い店だったが、私は、この店が好きだった。
この店だけは残ってほしかった。