遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

マルカツデパートの想い出

地元旭川では、マルカツさんと呼ばれているテパートがある。

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今はどうなのか知らないが、かつては東栄という地場の繊維商社が経営していたことは知っている。

このデパート、各階毎にいろんな店があって、店ごとに想い出がつまっている。そんなデパートである。

その後、時代の変化とともに店は大部分入れ替わった。

これは8年前の写真。大半の店は今はない。

店はそこにはない。
が想い出はそこにある。

往時の店先のままの店が今も残っている。
取り残された感じである。

エスカレーター脇の、買い物公園側にある、3階、4階にある、カメラ屋、ハンコ屋がそうだ。

地下1階は、その昔はレストラン街だった。今は生鮮。
1階は、化粧品、洋品洋品コーナーだけは昔のままである。
2階は婦人洋品。ただ、昔のようなブランドの店はないようだ。
3階はその昔は書店、その後は洋品
4階はその昔は紳士服。私は仕立物の背広を3着ほどここでつくってもらった。Yシャツもここで買ったのだ。
5階は和服店があったと記憶する。6階は想い出せない。今は100円ショップ。
7階は、数年前まで冨貴堂メガがあった。書店として品揃えが素晴らしかった。郊外店が乱立し、商売として成り立たなくなったようで、閉店。

今は、往時のデパートとは異なる。100円ショップが入店している時点でデパートではない。

地元資本のこのデパート、西武旭川店が閉店となるため、名目的には旭川最後のデパートとなる。