遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

記憶に残る名店(飲食店編)

今回は、閉店した名店レベルの飲食店中心に紹介させていただきます。
歴史に残る名店ですが、どの店も価格的に良心的でした。
そこに店はもうありません。


・居酒屋 よしえ
閉店は2019年末?1度入りました。
この店、なんとメニューは選べません。最初はびっくりしました。が、他の客と初対面でも和やかに会話し飲めるという不思議な雰囲気の店でした。
椅子は、プレミアムが付きそうな骨董品レベルのハイソなチエア。
一方通行の2条通りを東から西に向かって進むと、交差点停止時に店の中の様子が見えました。常連さんは背広を着た中年の管理職の方数人。
店があった場所は更地になってます。


・おでん屋 まき
閉店は2021年2月。2度入りました。隠れ家的名店。
ここのおでんは、味だけなら全国区、それも料亭レベル。価格は良心的価格設定。会計の時、申し訳ない気持ちになりました。
有難いことに、女将さんに関する記事が載っています。若い頃の写真を拝見したことがあります。
https://www.liner.jp/news/2020050825345/
https://twitter.com/hashtag/%E3%81%8A%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%BE%E3%81%8D
店があった場所は更地になってます。


・寿司 おかだ
閉店は2021年末。かれこれ20回は通いました。店主と奥さんの振る舞いは絶妙。
ランチの海鮮丼風のちらし寿司が有名。ネタではタコと中トロ。味噌汁は有名になる前の時期がとても美味しかった。寿司屋ですが、丼もの、特にカツ定食は絶品レベルでした。


・喫茶店 茶館
閉店は2010年3月。2000年くらいから10回くらい通いました。
店主は、昔近所に住んでいた方によく似ており、私のことを覚えていたようです。メニューは、食後のコーヒー付きの松花堂定食が定番。価格はいたって良心的。常連は年配の市職員さん数人。店の外は、溢れんばかりの鉢物で埋め尽くされ、赤いビロードの絨毯、きちんとした額縁に入った油絵が飾ってあり、天井、内装も凝っており、すべてに素晴らしい店でした。室内で咲くモモの花が満開となった時が最後の入店となりました。


・喫茶店 ペルタン
内装は、家具の街旭川にふさわしい出来栄えでした。内装だけで、銀座の喫茶店レベル、全国どこを探しても見当たらない店。メニューの他に、輸入品のレアモノのお菓子類があり、ドロップを買ったことがあります。
閉店最後の日は、店内で、常連さん参加と思われる、ろうそくパーティがありました。どうして閉店に至ったのかいまだに謎です。
閉店は2004年12月。店主は、同じマンションの住人?


・レストラン 仏蘭西
閉店は2023年9月。
若い頃、10回近く、就職後は30代2回、それ以降2回入りました。
最後に入店したのは2022年年末。コーヒーカップ、砂糖入れ、コーヒーの味までが開店当時とまったく変わらず、涙が出そうになりました。
30年くらい前のことですが、厨房に、長いcock帽を被った調理人、バーテンダー出身のおじさんがいたことを懐かしく思い出しております。
女将さんが実質店主のようで、生命保険外交で開店資金を貯めた、開店当時高校生のグループが退店した後さっと灰皿を片付けたとお聞きしました。
昼休みの時間帯、閉店の貼り紙あるのに玄関先は開いてます。リフォームされているのかもしれません。また、閉店後の玄関先の除雪状況から、近くに、ご家族かご親戚の方が経営する飲食店があるようです。