勉学に明け暮れた高校時代
最も気に入ったキーワードは
「放浪の夢」だった
最も気に入ったキーワードは
「放浪の夢」だった
時間を気にすることなく
その日の気分に従い
あてもなく歩く
その日の気分に従い
あてもなく歩く
それ以上のことは思いつかなかった
そのちっぽけな夢は
その後どうなったか
その後どうなったか
普通は二度と思い出すことはない
流行り病みたいなものであるが
私は
いつまでも
捨てることはなかった
いつまでも
捨てることはなかった