遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

Yesterday Once More

カーペンターズの曲の中で、私はこの曲が一番好きだ。

この曲が流行っていたとき、私は修学旅行で京都にいた。
京都の四条河原町のデパート街を歩いていると、何店もの店がこの曲を流していた。

この旅行でわかったことは、あの人の気持ちだった。
見かけは冷淡でよそよそしいのだが、一途な人だったのだ。

さて、この曲は、曲としては、
1番よりも2番の方が、良く聞こえる不思議な曲である。
曲の後半部分になればなるほど、なぜか切なくなる。

そして、もうこの日に戻れない、自分の気持ちに整理をつけるべく
つい、
Just like before
It's yesterday once more.
と口ずさんでしまうのである。

今となっては、この時間に戻ることはかなわないが、時々修学旅行で撮った写真を見る度に
「Yesterday Once More」

と願わざるを得ない私が今日もいる。