遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

ある天才詩人のこと

将棋の世界では、高校生の天才棋士が頂点を目指す勢いにある。

詩壇の世界では、同じことが半世紀前に起きていた。

 

少年時代、たまたま読んだ、現代詩手帖という雑誌で感銘を受けた、詩人がいた。ペンネームは帷子耀(かたびらあき)。

たまたま修学旅行の時期に、この詩人の詩が掲載された現代詩手帖を携行。
その際、この(読み方が難しい)詩人のペンネームを正確に憶えていた同級生がいた。

 

初恋 一人言葉遊び
https://tooiyozora.hatenablog.com/entry/2012/10/20/081942

 

その詩人が、当時、天才詩人として扱われていたこと、この詩人掲載号で現代詩手帖のバックナンバーが何セットか販売されていることを、つい最近知った。


その詩人は、詩壇デビュー数年後に詩壇を去り、その後40年ほど音沙汰ない状態を続けた後に、数年前に、現代詩手帖の対談もので二度出現。

 

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2012年6月号

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2018年10月号


その詩人が2年前に詩集を出した。私は、詩集が発刊されたのを知らず、買いそびれた。

 

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古書価格が高過ぎ買うのを諦め、借りて読むことにした。


半世紀前の天才詩人が何を考え、ああいう風に表現したのか。詩に関心ある方なら、必読と思う。