青春はいつから始まったか。
人それぞれのこととなるが、私の場合は、現代詩手帖という雑誌と出会った時期と重なる。
特別に好きな女の子に、正確な言葉で想いを伝えたいと思ったことが、詩の世界に関心を持つ動機となった。
初めて、現代詩手帖を購入したのは、1973年。
この本に当時の詩壇で注目された新人詩人の詩がある。
それから数年間、この雑誌を読むこととなった。立ち読みしてインスピレーションを受けるなど、これはと思う号を購入した。
その後転勤のタイミングで何冊か捨て、青春の想い出としてこの一冊が手元に残った。