遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

七条交番の想い出

その交番は、今はその場所にない
気がついたらなくなっていた
その場所に交番があったという記憶が残った
記憶といっても
通りがかった際に
交番の中か外で、警官が誰かと話している記憶
しかない

「写真が語る旭川」、「写真集 明治大正昭和旭川 ふるさとの想い出」、二冊の本にその交番の写真がある。二つの写真とも、撮影時期、撮影者はほぼ同じような気がする。
写真が語る旭川
7条交番 写真が語る旭川.jpg

写真集 明治大正昭和旭川 ふるさとの想い出
7条交番 昭和30年頃.jpg

普段は近寄りがたい場所であるが、当時の雰囲気は、この写真のとおりである。

交番にお邪魔して世間話した経験がある人がたくさんいた時代なのだ。
遊郭が近くにあったことで、交番が駆け込み寺あるいは身の上相談するような場所だったのではないか。
そして、交番が絵葉書にもなった。
http://aiwaprint.jp
旭川街角スケッチ12
七条通り中央交番.jpg

七条交番は市民に愛された交番だったようである。