遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

恋の流儀

誰にでも恋の流儀はある。
私にもあった。

私の場合は、理想の人をひたすら探し求め、そのタイプだと思えない限り、付き合う気がしなかったのである。
また、イメージと違うとわかるとすぐに距離を置いてしまう癖がある期間続いた。その一方、一度好きだった人に対してはいつまでも好きなままでいようと努めた。

そんな性分だったので、自分の事を好いてくれた人には大変申し訳ないことをしたと今も思っている。

今も昔も、異性の関心を引くことが若い世代の関心事だと思うが、この点だけはどの相手に対しても曲げないできたつもりだ。