遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

ふるさとはありがたいもの

同じものでも
買う場所によって
そのモノに対する印象ががらりと変わる。

私は、墓参りのついでに時間をつくり、買い物をしてから帰るようにしている。

行く場所は、いつも決まっている。
帽子屋と本屋に寄り、必要な買い物をする。

なぜなら、ふるさとでした買い物は、いつまでも心の記念になるような気がするからだ。

その想い出は決して消えることがない。

私は、余った時間、あと何箇所か想い出の場所を歩いて過ごす。
ただ、ぼんやり歩くだけだが、それで十分なのだ。