遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2018-01-01から1年間の記事一覧

破局を予感した四つの理由

いいなと思った女の子がいたにしても、当時の私は破局を予感する根拠を最低一つは見出していた。 ひと目見ただけで、ある一言を聞いただけで、大丈夫か、大丈夫でなさそうかという直観がつい働いてしまうのである。 本当に、つい、なのである。 前もって働く…

デートした時に聞きたいと思っていること

デートする機会があったら聞きたいと思っていることが一つある 私たちは今のままで良かったのか 故郷を見渡せる丘の上に一人立ち私は自問自答する 生涯あなたを愛し続け初恋をいつまでも捨てないあなたを見守ることはいけないことなのだろうか 今でも私のこ…

二種類の詩

俳句の本で読んで覚えていることですがすべてを書き過ぎないたとえ募る想いであったとしても寸止めすることが詩作のコツだと思っております 本当は告白するつもりですべてを書きたいしかし、詩作上のテクニックとしてそうはならない 従って、詩は二種類存在…

待ち伏せした人への弁明

待ち伏せした人に弁解したいことがある。 好きな相手を待ち伏せし、声をかけてもらう。普遍的な恋愛テクニックの一つかもしれない。 男性に聞く! 職場での迷惑アプローチ「ランチ攻撃」「待ち伏せ」https://woman.mynavi.jp/article/130711-058/ 職場や自宅…

「ふるさとの銘酒」を馬鹿にした上司と大喧嘩したこと

職場の上司の中に、日大出身者がいた。北海道生まれでも育ちでもなく、本州の人だった。 もてない三大要素、チビ、デブ、ハゲ3拍子揃った、奥さん言いなりの亭主だった。この人、上にはペコペコし、下には威張り散らす癖があった。アルバイトの女の子からも…

「春よ、来い」  いつか送り届けたいもの

松任谷由美の「春よ、来い」という歌。 どんな歌なのか、深く考えたことがなかった。 最近になって、YOUTUBEで見て初めてどんな曲なのか詳細を知った。簡単な言葉を使っているものの、季節感とダブらせた心情描写は見事。詩としての完成度も高い。 春よ、来…

いつか旭川で住んでみたい場所

久しぶりに市内のホテルにて宿泊、想い出の場所を2時間ほど早朝散歩した。 空き地が増えていることから、古い建物がどんどんなくなっていることを改めて知った。 事情が許せば、老後のある期間、旭川に住んでみたいと思っている。 以下に紹介する、 「サー…

三度現れた女性の想い出

当時は意識することはなかったが目の前に三度現れた、気になっている女性がいる。 聡明で、スラッとした、育ちの良さそうな女性だった。 最初に現れたのは高校時代だったと思うが、それ以前にどこかで見かけていたかもしれない。気がついた時には、見かけな…

絵を習いに来ていた女の子の想い出

小学校の時代、絵を習いに行ったことがある。中学の美術の先生が自宅併設の研究所を開設、休日になると小学生に教えていた。先生は、道展会員。一言で言うと、モダンでやや抽象画ぽい雰囲気の油絵画家だった。 パリの冬の湿っぽい雰囲気をうまく表現できてい…

祖母が愛した名店

私の祖母は大変信心深い人で、暇を見つけてはお寺に立寄り、住職と世間話するくらい、社交的な人だった。お寺の前を通る時はきちんと礼をすることを欠かさない、今の年寄りがしないようなことを当時きちんとやっていた。 宗派は、真宗大谷派。後年、ある用事…

真夜中の置手紙

今日の真夜中夢を見た突然夢が始まり一瞬あの人が現れ直後に目が覚めた時刻は夜中の1時30分 あの人は置手紙を読み声を発し一瞬時空間が破られメッセージが届けられた 悲しいことだけでなくどうにもならないことが起きていることも気がついている 近況変化…

想い出の場所で再会した人

置手紙を読み最後の訪問となる覚悟で幼馴染と出会った想い出の場所を金曜の午後に訪ねることにした しかし、そこは闇に包まれ立ち入ることはできなかった幼馴染に会うこともかなわなかった 代わりに生涯傍らにおくつもりであるものを入手 誰もいない片隅で幼…

幼馴染と遊んだ「想い出」が消える

ふるさと旭川は想い出が次々と消える場所になってしまった 毎年のように倒産、廃業が続く 今年もまた一つ想い出の場所が地図から消える 今度は幼馴染と出会いたった一度遊んだ運命の場所 そこはある建物の二階にある 先代が亡くなられた時からこうなることは…

放浪の夢

勉学に明け暮れた高校時代最も気に入ったキーワードは「放浪の夢」だった 時間を気にすることなくその日の気分に従いあてもなく歩く それ以上のことは思いつかなかった そのちっぽけな夢はその後どうなったか 普通は二度と思い出すことはない 流行り病みたい…

コンサートの想い出

私にとって名曲とはこの曲。 salt,sun and time (cover)/Bruce Cockburnhttps://www.youtube.com/watch?v=K6oQKGjgNUM Salt,Sun and Timehttps://www.youtube.com/watch?v=R3opJMRWutk ウイスキーでも飲みながら聞いてみたい曲である。演奏解説をすると、カ…

タウシュベツ川橋梁伝説

タウシュベツ川橋梁という、伝説の橋梁がある。 この橋梁、湖面に隠れる時期がある。 湖面の水位が下がり、橋梁の全貌が見える時期になると季節や時間帯によって予想だにしなかった幻想的な姿を見せることでも知られている。 それが、この橋梁の魅力でもある…

2月24日に起きたこと

もう何年も前のこととなるが、2月24日に起きたことは昨日のことのようにはっきり覚えている。 今年は、豪雪かつ寒波厳しい年であるが、東京の私大を受験した年は違った。その一週間の東京、朝方はミルク色の空で湿っぽいのだが、日中は桜が咲きそうなくら…

旭川駅の変遷

駅は街の顔だと言われる。寂れていく街の駅は総じて、暗く廃墟化しつつある姿を見せている。 旭川駅は、旭川市の人口減が始まり、買い物公園がかつての賑わいを無くしその救世主的役割を期待される、状況で改築された。 駅舎のデザイン、特に河川側から眺め…

なかなかできないこと

結婚した相手が見込みと違った。だから性格の不一致だとして、離婚を正当化するケースが多い。そうする方が自分が傷つかないからだろう。 しかし、そうでないケースもある。 夫が妻を弁護したケースもある。世間は不倫だと思っても私は妻を信じるとなかなか…

郷土史的な性格を有する鉄道史の本

鉄道関係の本、意外に郷土史的なことを扱っています。おやっと思うようなことが載っています。保存版にふさわしいものの中からいくつか探してみました。

小学校の想い出

旭川市内の、特に、中心市街地の小学校は、中央小学校はじめ廃校になったところばかりと思う。 小学生時代の想い出が一杯つまった本を見つけた。 著者は私よりも一回り上の世代の方だが、この本に書いてあることは私の小学校時代に経験したこととほぼ一致す…

アンデイ・ウイリアムズショーの想い出

小さい頃、あまり良い想い出はない。 家の中が、ギスギスしていたように思う。 食事が終わると同時に、会話が途切れた記憶しかない。 そんな時代、日曜の昼、たまたま遊びに行った家のテレビで放送されていたのがアンデイ・ウイリアムズショーだった。 ただ…

ギターを弾いた想い出

女の子のギターを借りてギターを弾いたことがある Bread If (acoustic guitar)https://www.youtube.com/watch?v=YZWzQt9ifhg 恋が成就することを祈りつつ弾いた が、その女の子はまったく関心を示さなかった 間もなく破局破局と私は受け止めた その女の子は…

温泉街出身の女の子のこと

大学時代恋だけはすまいと思っていたが遠く離れた場所の温泉街出身の女の子のことがいつも気になっていた。 一緒にいて気疲れしない雰囲気の子で漫画に出てくる女の子そっくりだったこともあり、気になるので声をかけてみた が、その後、なかなか出てこない…