遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

旭川駅の変遷

駅は街の顔だと言われる。
寂れていく街の駅は総じて、暗く廃墟化しつつある姿を見せている。
 
旭川駅は、旭川市の人口減が始まり、買い物公園がかつての賑わいを無くしその救世主的役割を期待される、状況で改築された。
 
駅舎のデザイン、特に河川側から眺めた佇まいは、世界のどこにもない個性的な駅だと私は思っている。
駅の南側は、公園として整備されたとは言い難い面はあるものの、それなりのランドスケープデザイナーがやれば四季折々で装いが変わることになるだろう。
デザイン的に素晴らしい可能性を秘めた駅舎だと思うのだ。
 
 
さて、鉄道ビクトリアルという鉄道雑誌の2011年1月号にて「旭川駅周辺立体化事業の概要」と題する文献が掲載されている。駅舎の変遷について、JR北海道の技術者が発表した文献情報である。
 
文章的には総じて素っ気ない表現だらけであるものの、旭川の新駅舎について
《北の街「旭川」は水と緑に輝き、冬は真っ白な雪に覆われ、四季の変化を感じることができる。この街の特徴を最大限活かし、北海道第2の都市旭川のシンボルである「河川空間」と、駅を挟んで南北に一する「広場空間」との調和を考慮しながら、「駅らしい駅」の創造を図った。》としている。
 
ふるさとの駅が、詩情豊かな、自然、街、そして駅舎に恵まれた幸運に感謝せざるを得ない。
 
旭川駅立体化事業の概要1.gif
 
旭川駅立体化事業の概要2.gif
 
旭川駅立体化事業の概要3.gif
 
旭川駅立体化事業の概要4.gif
 
旭川駅立体化事業の概要5.gif