遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2016-01-01から1年間の記事一覧

6条通りの廃屋の想い出

その廃屋は仲通りにある。だが、今年はもうないかもしれない。従って、今日の時点では、仲通りにあったと書くべきかもしれない。その昔、その廃屋の前を何度か通り過ぎたことがある。その時は気にもとめなかった。そういう家はあちこちにあったからだ。おそ…

マルカツデパートの想い出

地元旭川では、マルカツさんと呼ばれているテパートがある。今はどうなのか知らないが、かつては東栄という地場の繊維商社が経営していたことは知っている。このデパート、各階毎にいろんな店があって、店ごとに想い出がつまっている。そんなデパートである…

一木支隊全滅 零戦隊の命令違反が原因だった?

新刊書で、元戦艦「大和」副砲長だった方が書かれた本の中に、零戦部隊が命令違反があり、本来ガダルカナル飛行場を死守すべき任務を負っているのに勝手にラバウルに移動、その直後、やすやすとガダルカナル侵攻を許したとの指摘がある。戦艦「大和」副砲長…

優子ちゃんの夢

ある夜珍しく長い夢を見たそれは優子ちゃんと遊ぶ夢だった優子ちゃんはいろんな場面に現れた思った以上に、義理がたい女の子だったようだ優子ちゃんと最後に言葉を交わしたのは就職直後の勤務場所その際、優子ちゃんから記念の品を貰った偶然の出会いだった…

想い出の食堂 満腹食堂

その食堂は『いとしの大衆食堂 北の味わい32店』にて最後に紹介された食堂である。店の名は満腹食堂。開店は昭和48年。大した記憶はないが、当時は、普通の食堂だったような気がする。今は玄関フードが付いているが、開店当時はなかったように思う。近く…

3条通り仲通りの洋食屋の想い出

その洋食屋は50年くらい前からあるのではないかと思う。 私は高校時代、この洋食屋に何度か通った。同級生の送別会をやったこともある。それから十数年後に一度だけ行った。味は、昔のままだった。少し甘い味付けだったように記憶する。この店は、改装せず…

3条通り仲小路のこと

これは三条通り仲通りを南側から見た写真である。 左側に喫茶店がある。右手にはラーメン屋があったのではないかと思う。左手喫茶店の奥にもそば屋があったようだ。と思って立っているところ、左手奥の建物に、すうっと30歳くらいの女性がその家に入ってい…

ニュー北海ホテルの想い出

そのホテルは10年くらい前に老朽化により取り壊された以下は、取り壊し工事中の写真である 自分が壊されているような気がして、見るのはつらいが、写真がこれしかないので仕方がないこのホテルでは、親戚、同級生の結婚式、そして38歳の時に同窓会があっ…

想い出したくない、あの日のこと

今年もあの日が来たあの日私とあの人は何度も目が合った午前中はいたずらっぽく見えたあの人の目は最後は泣いていた別れ際目の前にいたあの人に私は言葉が出なかった泣きはらしたあの人を見るのはつらいすべては不甲斐ない自分のせいだ私は、自分が許せない…

自分の事を一番わかってくれる人との結婚

プロゴルファーの石川遼が結婚したそうだ。相手は中学時代の同級生だったそうだ。おめでとう、と言いたい。石川遼は、自分のことを一番理解してくれる人を結婚相手に選んだようだ。------------------------------------------http://headlines.yahoo.co.jp/…

結婚しなかった彼女たちのこと

思いがけないきっかけで学生時代に出会った女性たちのその後の動静を知った。一人は、ラケットを交換した女の子一人は、ある女性を通じて交際を勧められた女の子一人は、一度だけデートらしい雰囲気になった女の子一人は離婚の噂がある。他の二人は、昔の姓…

幸福の糸を紡ぐ人

好きになった人が結婚相手にふさわしいかふと考えることがあった。私は、何人かの女性を好きにはなったものの結婚してうまくいくと思えた人は僅かだった。その理由の大半が自分にあった。ちょっとしたことなのだが、無理して乗り越えるのがある女性とのこと…

同級生たちとの想い出

ひょんなことから同級生には多種多彩な人たちがいることを知った有名どころでは、映画、通信社写真家もいる開業医も多い私は、平凡な人生を選んだようだある女の子に夢を実現することを迫られたが、そこまでの気概も熱意もなかった。彼女なら私を支えてくれ…

春の日の午後の想い出

ある春の日の午後百メールほど先を歩いていた人に遠い昔に見たシルエットを見つけた私は、その姿を追いかけたその人は信号機の所で左に曲がりかなりの速足で駅に向かった駅の区画に入ったところでゆったりした歩きぶりに変わった後ろ姿上半身の姿勢腕の振り…

芙美子ちゃんの想い出

芙美子ちゃんと、一度だけデートしたことがある。二人とも同じ年に卒業、まったく別の業界で働き一度も会ったこともない。連絡をとったこともない。ある人の紹介で、最近その消息を知り今も同じ苗字でとある業界の営業の第一線で働いていることを知った。律…

優子ちゃんの想い出

優子ちゃんとは、最も落ち込んでいた時期に出会った。何をやってもうまくいかない自暴自棄になりそうな時代だった。優子ちゃんはちゃっかりした子だった。講義を受講しているはずなのに同級生のノートで間に合わせたくさんの単位を受講し進級した。私は借り…

銀行の想い出

銀行はATMでお金を出し入れするに過ぎない場所だが、この場所にもちょっとした想い出がある。高校の卒業式が終わり、街の本屋に買い物に行った折、降りたバス停近くの横断歩道で私は信号が変わるのを待っていた。ほどなく、歩行者信号は青になった。私は…

「孤独のグルメ 旭川出張編」元旦放送

元旦に人気ドラマ「孤独のグルメ、旭川出張編」が放送された。 どの店が、紹介されるのかと思ったら、3・6のはずれの店が1軒、5条買い物公園脇の店が1軒紹介された。 私は、どちらの店も知らなかった。ただ、どちらも人情味溢れる、いい店だった。 ああ…

新橋の航空会館の想い出

仕事の関係で、新橋駅近く、内幸町にある航空会館の一室で2カ月間研修を受けたことがあった。入口が狭いビルだった。上の方に、航空機事故調査委員会の報告書などが読める部屋があったと記憶している。ビルには、当時と同じ店が今も入居している。ビルの周…