思いがけないきっかけで学生時代に出会った女性たちのその後の動静を知った。
一人は、ラケットを交換した女の子
一人は、ある女性を通じて交際を勧められた女の子
一人は、一度だけデートらしい雰囲気になった女の子
一人は離婚の噂がある。
他の二人は、昔の姓のままである。
私は、情けないくらい絶不調の時代だった。
悲しませるべきでない人を悲しませ
係わるべきでない人に振り回され
暫く恋をしないことを選んだ。
誰でも異性に心ときめかせる時期がある。
現れた女性たちは、それぞれに魅力はあり真面目だった。
この中の一人と交際、結婚しても不思議ではなかった。
私は、しなかった。
彼女たちもしなかった。
近いうちに
たぶん
夜景が見える会食の席で
互いにとって互いがどう映ったのか
語り合う日が来るだろう。