遠い夜空のオリオン

私ともう一人が知る、淡い想い出を綴る、私家版郷土史

置手紙 その人の叫び

先日、その人とすれ違った
すれ違い様、その人は「あっ」と叫んだ
その風貌は
あのブロンズモデルにそっくりだった
それは
はるか以前に聞いた
叫びと同じだった
顔を見なくても
声を聴いただけで
その人の気持ちは
わかる
痛いほど
そえゆえ
その人に気持ちを
伝えるべく
こうして
置手紙を続けるのである