ブログ移転完了し、一カ月が経ちました。
改めてブログの紹介をさせていただきます。
このブログの主題は、私ともう一人の人が知っている、双方にとって悲しく淡い想い出です。
その人に初めて出会ったのは4歳のとき。
その人は初対面で私の目を見るなり、手を引き一緒に遊ぼうと身振り手振りで示し、私は応じます。
たった20分の出来事ですが、私にとって、片時も忘れることがない、心暖かな、忘れられない想い出となりました。
その人は、最初の出会いを覚えているとは思えません。遊んだのはたった一度。覚えていないはずなのですが、何の偶然か、私に初恋してしまいます。
それ以降何が起きたかについては、ここでは省略します。
そして、今があります。
私にとって、その人は幼馴染のままでした。
幼馴染に恋するのは勇気がいります。しまい込んだ人形ケースの人形を扱うように。間違いは許されません。私は恋多き男。望まなくても、ふさわしいと思われる相手が次々と現れます。
それゆえ、気持ちの整理を必要としました。
幼馴染に恋愛感情を抱いたために起きるであろう「重さ」、すなわち破局となった場合のことまで先回りして悩んでしまい、再会の機会を得て、幼馴染であることをきちんと伝えることが「幼馴染に対する最善の義務」と考えました。
しかし、再会は叶いません、でした。
ブログタイトルは、塾帰りの寒い夜空に輝く星座に因んだものです。
置手紙としたのは、郵送せずともその人だけには伝わる内容であると考えた結果です。
私家版郷土史としたのは、同じ時代、郷里を共にした「幼馴染との想い出」として残したいとの気持ちからです。
振り返ってみて、幼馴染同士、恋をして結婚することはとても勇気がいることと思います。
不思議なことに、この年になっても、時々、幼馴染と遊ぶ夢を見ます。
きっと幼馴染も、私とは気づかずに、同じ時間に同じ夢を見ているのではないか、夜空を見上げつつ思うのです。