この諺は同姓同志のこととして流布されているようだが、私の場合は、そうではない。
好きになった女性とは、必ずと言っていいほど、身体的特徴などの共通点があった。
母とそっくりだったり、
頭の形がよく似ていたり、
目の周囲の雰囲気が同じだったり、
目の形が似ていたりするのである。
彼女の母親の視線が自分とそっくりだったことに驚いたこともあった。
話してみて性格もそっくりだったことがわかったこともあった。
コート、セーター、Tシャツの色合いが同じようだったこともあった。
若い頃は、無我夢中で気付かなかったことも、年を経るごとに、やはり似ていたんだと思い納得することばかりである。