遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

図書館の想い出

図書館の想い出、古い時代の図書館と今の図書館、二つある。

高校時代、自宅が暑苦しく、夏休みの自主研究のつもりで閲覧室で勉強した時代、図書館は、隣の公会堂にあり、狭く、暗く、じめじめした印象があった。
蔵書は少なかった。当時、図書館の閲覧室で勉強していた高校生は、数えるほどしかいなかった。
今は違う。閲覧室は高校生に占領されている。
が、図書館を出た直後、自転車に乗る彼らの姿は、一様に、明るく楽しそうで、通りがかった私までもが楽しくなる。
その図書館の建屋、公園側からも入室できる構造となり、昔の数倍の床面積に増築、巨大な体育館にいるようだ。
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書架も椅子も、モダンなデザインのものに更新され、新刊書も増えたが、それでも蔵書的には寂しい気がしており、立ち寄りついでに献本するようにしている。