面白いのは、昭和28年、昭和39年の二つの地図を比較すると、官庁・商業地区において、現在と随分異なる場所に主要官庁、銀行、商店等があったことが確認されることである。
昭和28年の地図は、戦後の混乱が収まった時点のもの、昭和39年の地図は、旭川が道北の中核都市として発展し始めた時期のものである。
今日時点で、復刻版の地図の入手は難しいかもしれない。が、がっかりする必要はない。中央図書館の郷土資料コーナーにて、閲覧、コピーが可能なはずである。
これとは別に、昭文社が発行している古い「都市地図」や、古い時代の道路地図も所蔵しておく価値がある。町名変更前、表記変更前の、当該地域の当時の表記が確認できるからである。