遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

山の手線の駅での想い出

久しぶりに上京し、用事のついでに懐かしの地を訪ねてみた。

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故郷の街とは大違いで、どこもかしこも様変わりしていた。
あまりの変わりぶりにただただ、言葉にならなかった。

あれから数十年が経過した。
私がいて、あの人がいて、
合格発表の日、私は大学構内の掲示板をやっとの思いで見つめ、自分の合格を確認した。
私は、大学事務局にて手続き書類を受け取り、
あの人は私の後をつけていたのだと思う………そして、私が告白してさえいれば……運命は変わったかもしれないが、
私は、失意の連続であったが故に、たった一度遊んだ女の子の想い出だけは、守りたかった。

偶然通りがかった街角で、竹内まりやの「駅」を聞いた。

この曲は、東急渋谷駅の二階改札口をモチーフにして作曲したそうである。
実は、東京勤務時代、私はこの改札口から私鉄電車に乗車した。
今回は訪れることはなかったが、この駅舎もが再開発で地下になったそうだ。

そういえば、
入社式の日に汽車を乗るために訪れた
故郷の古びた駅舎は
50年ぶりに改築されることになった。
なつかしい駅舎、ホーム
あの人を偶然見かけ、見届けた
改札口は
今はもう写真でしか見ることができない。

駅舎写真集
http://blogs.yahoo.co.jp/hotlife0103/folder/437506.html