学生時代に初めて聞き、一時期虜になった曲である。
絵を描き、詩集を読んでいるとき
疲れているときに昼寝しながら
よく聞いた。
曲の最初とそれ以降で音程とスピードが微妙に変わるところがあり
時間の経過とともに景色が遷ろう、モネの絵を見ているような
錯覚に陥ったものだ。
孤独でつらい時期だったが
この曲を聴いている間だけは
そんなことを忘れさせてくれた。
子供が生まれたら、BGMでかけようと準備していたが、
実際、そんな余裕はなく
今になって思えば、
子育ての時期はあっという間に
過ぎ去った感がある。
今も時々聴くが、
有り難いことに、感動は当時と変わらない。
そして、年老いてもこの曲だけは聴き続けようと思っている。
演奏は、フランスのマクサンス・ラリュー(Maxence Larrie)とハープのスザンヌ・ミルドニアンのものが最高だが、Youtubeにアップロードされておりません。
無名の演奏家の動画があります。いいセンスしていると思います。
Faure - Berceuse Op. 16, arranged for flute and piano