遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

あの家は30年前と変わらなかった!

虫の知らせがあり、大学受験浪人していた時代に下宿していた家のところに立ち寄ってみた。
壁の色が、少し塗りかえられた以外、同じ間取りのままだった。
私がいたあの部屋もあのときのままだった。

そして、近所に神社があったことを発見した。
その時代は、あまり意識して見たことはなかったが、今見ると、由緒あるきちんとした神社だった。
何気なく立ち寄り、参拝した後、ふと思った。
あの時代、神社に日々お参りする心の余裕があったら、私は別の人生を歩んでいたかもしれないと。