遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

新聞図書館の想い出

何気なく、出口保夫の「美しき英国 旅と暮らしと紅茶と」を読んでいて、ロンドン滞在中に行った新聞図書館のことが書いてあった。忘れていた記憶がよみがえった。

場所は、ロンドン北部 Northern Line 駅 Colindale。

 

 

駅で下車してすぐのところに図書館があった。レンガ造りの落ち着いた外壁の建物だった。

 

 

土曜の午前、3時間くらいをそこで過ごした。どの分野のことか思い出せないが、ノート3頁くらいに書き映したことを覚えている。
出口保夫の筆致は、私が体験、記憶した時代のイメージに近い。読み直してみて、日記を書いたらこんな書きぶりになりそうと改めて思った。ただ、なぜその図書館にその日行くことを決めたのか、行った目的がいまだに思い出せない。

出口保夫は、あの夏目漱石が下宿募集の新聞広告を出したことを、この図書館で突き止めたことをこの本にて紹介している。

ネット情報によると、10年くらい前に、その図書館は閉館されたとの情報がある。
時が経つのは早いものだ。

コリンデールにある英国図書館(BL)の新聞図書館が閉館
https://current.ndl.go.jp/car/24809