遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

2014-01-01から1年間の記事一覧

クリーニング屋の想い出

母に連れられ、一度だけ入ったクリーニング屋がある。 母からは、そのクリーニング屋はシミ抜きが上手な評判の店だと聞かされた。母が着ていた、着物のシミが落ちず、近くの店の技術では対応できず、母はこの店を選んだ。母の話によれば、値段は安くなかった…

市庁舎の想い出

故郷の街を象徴する建物の一つに市庁舎がある。この市庁舎、建築コンペを実施して設計された、建築デザイン上の価値がある建物である。建設後、既に、数十年は経過しているものの、中にいて多少古さがあることを除いて外観に問題はないようだ。さて、この市…

角地の玩具店の想い出

小さい頃のクリスマス。角地にあった玩具店にて、鉄道模型のおもちゃを買ってもらったことがある。その店は、今もそっくり同じたたずまいで同じ場所にある。当時は、玩具店だったが、今は人形店に変わってしまったようである。玩具店と言えば、こことデパー…

愛する故郷に眠る方法

私は、いわゆる高齢者ではないが思うところがあって、このテーマにこだわっている。故郷で永眠することは故郷を愛する者なら誰もが望むことである。ただ、故郷に住宅を購入あるいは、家を借りることは、家計の制約があってできない。故郷の墓に眠ることは、…

女性を幸せにする方法

私の価値観で恐縮だが、容姿・体型を除くと、世の中には8通りの女性がいる。内訳はこうなる。○ モノ、すなわち身につける物に価値を認める人とそうでない人○ 情熱的な人とそうでない人○ 生活上の出来事、すなわち想い出に価値を認める人とそうでない人上記…

結婚するための条件

結婚相手を選ぶに際して、相手が理想の条件を満たしているかどうかで判断することになるだろうと思っていたが、実際は違った結末となった。相手に対してではなく、自分に求める結果となってしまった。・自分に求めたこと相手を好きになり過ぎないこと好きだ…

消えた駅前ビルの想い出

幼少期、母の実家に通うバスに乗るために立ち寄ったビルが駅前にあった。旭川の発展を見守ってきた『アサヒビル』http://blog.goo.ne.jp/green-tea1234/e/50f885178e7631e26cc5424a22816750そのビルは、改築のために、取り壊され、現在工事中であることを知…

あの人に起きてしまった偶然

悲しい事実を忘れないためにあの人に起きてしまった偶然を書いておきたい実は母方同士は遠戚(母方祖母の親戚の………)初めて出会ったときに、あの人が私の手を引いたことそれからかなり長い時間見つめ合ったこと病院の待合室音楽教室英会話学校街中のいろいろ…

母に褒めて育てることを教えた老眼科医の想い出

帰省し、旭橋を通過した際、ある老眼科医のことを想い出す。先生は、眼科開業医の藤井先生である。実は、私は、小さい頃、年に数回、この眼科医に通った。病名は、結膜炎などによるものである。その眼医者は、診察の際、私の顔を真っ直ぐに見て、検眼、処置…

微笑が消えない女の子のこと 校門での想い出

もう何十年も前の事なのだがその微笑む笑顔がいまだに脳裏に焼き付いて離れない女の子がいる。その女の子は、一学年下の街ん子で髪がストレートで腰のあたりまで長くたぶん、記憶している限り最も長い髪の人だった。彼女は、入学して5月以降、半年間毎日、…

想い出の民家 散歩道

高校の下校途中にあった、ある民家のことがずっと気になっていた。 聞くところによると、著名な建築家の作品で、法律事務所だったのだそうだ。http://www6.plala.or.jp/AKAIWA/asahikawa2.htmlその家は、カトリック教会がある通りに面しており、母が通った洋…

さらばシベリア鉄道 さらば大瀧詠一

私は、歌うのは好きな方ではないが、この人の歌だけは歌いたくなる。歌いたくなる雰囲気があるのだ。この人が歌うと角が取れた感じだが私は違う。歌詞の一つの言葉についてこだわってしまうのだ。この歌を歌った日だけは仕事のストレスが吹っ飛んだような気…