遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

カナダのシンガーソングライターの想い出

音楽通の大学の先輩が惚れ込んで聴いていた中に、カナダ人シンガーソングライターのLPがあった。

先輩は、私にそのLPを聴かせてくれ、一発でそのミュージシャンのファンになった。
歌う曲、歌わない曲(俗に言うインストゥルメンタル)二種類ある中で、先輩も私も、歌う曲は冬にマッチし、インストゥルメンタルの曲は夏の夜にふさわしいことで一致した。

左程人気ある人ではないものの、根強いファンが日本各地に居たようで、来日し各主要都市でコンサートツアーが実施された。私は来日記念盤を購入したことがきっかけでチケットを購入、コンサート会場に行った。

その日はとても暑かった。演奏会場は冷房がきき涼しく、演奏会場の天井が夜空のように見える中、演奏が始まった。曲数で20曲くらい。リリースしたアルバム中の人気曲ほとんどすべてを演奏した。

私のお気に入りは3曲。もちろん演奏された。

 

Bruce Cockburn - Salt, Sun And Time
https://www.youtube.com/watch?v=XY8M_9FP7Ec

 

Bruce Cockburn - Never So Free
https://www.youtube.com/watch?v=gnHD5NgyxTs

 

Bruce Cockburn - You Point To The Sky
https://www.youtube.com/watch?v=sMuO6GT4P-U

 

演奏はどれもレコード以上の出来栄えだった。間近で演奏聴いただけで幸せな気分になった。広い野原でただ一人夜空を見上げ酒を飲んでいる自分の姿が浮かんだ。

私は、ギター演奏の際の左手の動きに注目した。少し難しいのだが、演奏者は正確かつ確実に弾く様にアレンジしたことが指の動きからわかった。

画像は、コンサート直前に発売となったアルバムである。

 

 

 

今でも、この夜のコンサートのこと、LPで聴いた以上に味わい深い演奏だったこと、コンサート会場がつい酒を飲みたくなる雰囲気であったことを想い出す。