遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

最期の思いやり

余命いくばくもないある女性が、夫の再婚相手を募集するコラムを遺し、直後にこの世を去ったそうだ。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-35098063-cnn-int

「夫と結婚してください」 絵本作家ローゼンタール氏、コラム残し死去

CNN.co.jp 3/14(火) 13:53配信

(CNN) 間もなく妻を亡くす夫のために、結婚相手募集のコラムを執筆した絵本作家のエイミー・クラウス・ローゼンタールさんが13日、卵巣がんのため米シカゴの自宅で死去した。51歳だった。

ローゼンタールさんは米紙ニューヨーク・タイムズに今月上旬、「私の夫と結婚しませんか」というコラムを寄稿し、卵巣がんで余命わずかと診断されたことを打ち明けていた。

コラムでは、自分の死後、残される夫のジェイソンさんには新しい人と出会ってほしいという思いをつづり、「彼は恋に落ちやすい男性です。私の時も1日でそうなりました」と振り返った。

「9490日間、同じ家で共同生活をした経験に基づき、ここでジェイソンのプロフィルを紹介します」と記したローゼンタールさん。ジェイソンさんは弁護士で料理やペンキ塗りもうまく、何よりも思いやりのあるパートナーだとアピールしている。

「ジェイソンと一緒にもっと過ごしたい。子どもたちと一緒にもっと過ごしたい。木曜の夜はジャズクラブでもっとマティーニを飲んでいたい」

「でもそれはかなわない。私がこの惑星の人でいられる日は、多分あと数日しか残っていない」

「バレンタインデーに当たり、私が心から望むのは、誰かふさわしい人がこれを読み、ジェイソンに出会って、新しいラブストーリーが始まること」

ローゼンタールさんはそう書き残した。

友人で長年にわたって著作権管理を担当してきたエイミー・レナートさんは、最後のコラムについて「最も困難な状況で書かれた夫のジェイソンさんへのラブレターであり、夫と私たちすべてのための最高の贈り物だった」とローゼンタールさんをしのんだ。

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逝ける妻の
夫への最期の思いやり
愛なしでは生きられない夫のために
妻は最期の力を振り絞り力尽きた

では、遺された夫は再婚するであろうか?
再婚できるであろうか?

私はしないと思う。