遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

旭川実業高校のこと

春光台に旭川実業高校がある。
私の中学時代、実高と呼ばれ、上川のチンピラ中学生の受入れ先みたいな印象があった。
その後、旭川北高が春光台の移転計画が表面化した際、北高OBならびに関係者が実業高校の隣では困ると運動し、北高校は現在の場所に留まることになったと記憶する。
問題は、実高内にあった。
一矢報いようと、実高は立ち上がった。なぜなら旭川実業高校の理事長である、掘水孝教氏はそもそも北高開校時、教員として働いていた時代があるのだ。
学校イメージを変えるべく、底上げを図った。今や、北海道のスポーツ名門校の一つとして数えられている。

今日の正午から始まる、全国高校サッカーの1回戦に旭川実業高校が出場。対戦相手は沖縄の高校。
さて、縁があって、この教育者のご自宅にお邪魔したことがある。
当時としてはかなり立派なお屋敷、教育者らしい威厳と緊張感ある雰囲気のご家庭だったと回想している。
掘水孝教氏の伝記が、「旭川九十年の百人」の中にある。
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六人のお子さんを育てられ、多くが教育者となられたそうだ。なかなかできることではないと思った次第である。