詩集を読んだ想い出
それは
誰にでもあることで
私にも起こるべくして起きた
誰にでもあることで
私にも起こるべくして起きた
生まれて初めての
挫折を味わい
私は
戸惑った
挫折を味わい
私は
戸惑った
唯一、自分にできたこと
それは
時が過ぎるのを待ち
時が来るまでの間
詩集を読むことだった
それは
時が過ぎるのを待ち
時が来るまでの間
詩集を読むことだった
それから
幾度となく
春が訪れ
花が咲き
木の葉は色づき
冬の夜空にオリオンは瞬いた
幾度となく
春が訪れ
花が咲き
木の葉は色づき
冬の夜空にオリオンは瞬いた
詩の中にあった青春
それは今
書棚の奥で
長い眠りから醒めようとしている
書棚の奥で
長い眠りから醒めようとしている