遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

税務署の想い出

たぶん、私が4歳の時だったと思うが、医療費還付?の関係で母は私の手を引き、税務署を訪れた。確か二度行ったと思う。

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事務所は薄暗く、応対された方がいかにも役人臭かったことを今も覚えている。

さて、この建物、今は廃屋状態である。

だが、私はこの建物を見ると、ほっとするのである。

高校時代、夢中だった女の子のこと、心から好きだったあの人のこと、そして低下する一方の自分の成績のことで、悩みに悩んだ時代、税務署の建物や母と通った洋館を眺めながら散歩がてら歩いたことを想い出すからなのだ。