遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

不思議な偶然Part1

私には、説明がつかない不思議な偶然がたくさんある。

そのうちの一つが、不思議な偶然をもたらす女性だった。

そして、不思議な偶然をもたらす議員がいたことをつい最近、発見した。

その方は、父と同県人で県人会の付き合いで、父が師匠としてある芸事を教え、また、父はこの議員の選挙活動を支えた。また、私には妹がおり、その嫁ぎ先はこの議員の有力な支援者だった。妹の結婚式では、この議員が来賓として晴れ晴れとした表情で祝辞を述べられたと記憶している。
私はと言えば、就職の際に、ご自宅に挨拶に伺った。縁故採用ではなかったが、縁故採用のための準備のお礼だったのであろうと理解した。
そのご自宅は、父と母が最初に借家住まいしたところの近所にあった。
それから私は会社勤めして退職し、地元出身の方と懇意にしているが、その方は、この議員と縁戚だった。
また、会合などで時々お会いする元議員さんはこの議員と同じ職責にあった方だった。
そんなこともあり、最近出会う方とのお付き合いは、この議員がとり持ってくれたのではないかと思うようになった。

そして、極めつけは、実はもう一つある。

なんと! 母と命日が同じだったのだ。

何か胸騒ぎがするので、この議員のことをインターネットで検索し、はじめてわかったことなのだが。