遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

お世話になった薬局のこと

旭川で薬局と言うと、ツルハを思い浮かべる人が多いが、私の場合は少し違う。

近所にあった薬局は、カマボコ倉庫みたいな建屋にて営業、熱さまし、頓服などを調合いただいた。薬局が客の前で秤で薬を調合した時代のことである。年配の薬剤師だったこともあり数年後には廃業、同学年の女の子の親がその土地を購入した。今は更地になっている。

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その女の子は、弟さんと近所の書道教室に現れた。幼馴染みたいな存在。その後、女子高に進学、美術部に所属、制服がよく似合った。あまり多くを語らず、地味で芯が強い人だった。
お世話になった薬局跡地を購入したということで、少なからず縁があったということになる。

 

さて、全国チェーン化したツルハは、鶴羽薬師堂として1929年開業だそうだ。

https://www.tsuruha.co.jp/company/

西武デパート跡地の複合商業施設に出店することとなった。

 

旧西武旭川A館跡地の複合商業施設 9月下旬にも一部開業 ホテル部分は10月
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/559458

 

ホテル施設と薬局、感覚的にいささか雰囲気が合わないが、爆買いする外国人旅行者向けの出店なのであろう。

 

実は、旭川にはツルハよりも創業がさらに古い薬局がある。コマヤ薬局は、創業1919年だそうだ。

 

薬局ご紹介
http://komayapharmacy.com/aboutus_aisatu.html

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薬局ビジネスが大手企業に次々と吞み込まれていく中で、個人経営のこの薬局は健闘している。近くにある藤井病院と同様、忘れ難い場所となった。