小さい頃よく遊びに行った家があった。
娘さんがいた。が、相次いで上京後行方知れず。
奥さんは亡くなられ
ご主人が長く一人住まいを続けていた。
そのご主人も寄る年波には勝てず
土地を切り売り
いつしか家の灯りが消えたようになった。
秋に立ち寄った際、解体工事が始まり
年末には更地になっていた。
あっという間の出来事。
丹精込めて育てたバラの花はどこに行ったのか
雰囲気あったナナカマドはどこにもない。
想い出だらけの場所も
春に訪れた際
新築工事完了間近の状態。
本当にあっと言う間の出来事だった。