遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

小さい頃によく遊びに行った家のこと

小さい頃よく遊びに行った家があった。
娘さんがいた。が、相次いで上京後行方知れず。

 

奥さんは亡くなられ
ご主人が長く一人住まいを続けていた。

そのご主人も寄る年波には勝てず
土地を切り売り
いつしか家の灯りが消えたようになった。

 

秋に立ち寄った際、解体工事が始まり
年末には更地になっていた。
あっという間の出来事。

丹精込めて育てたバラの花はどこに行ったのか
雰囲気あったナナカマドはどこにもない。

 

想い出だらけの場所も
春に訪れた際
新築工事完了間近の状態。
本当にあっと言う間の出来事だった。

f:id:asahikawakko:20200627064635j:plain