遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

想いのとどく日

切ない曲
喜び溢れる曲は
たくさんあれど
それを一曲の中に凝縮した曲は滅多にない。

「想いがとどく日」という、100年近い前のタンゴの名曲があることをご存じだろうか?

この曲は、
最初はぎこちない緊張感で始まり
しだいに切なくなり
その切なさが恋する喜びに変わり
そして最後はやわらかな暖かさで
包まれて終わる。

祝福された恋の行方を音の世界で見事に表現した、類い稀な名曲である。

ピアノソロで聞くも良し
オーケストラもまた良し

こんな名曲があることを知っただけで世界が広がったような気がする。

多少演奏が下手でも下手ななりにその曲の魅力が伝わる、魔法のような曲である。
演奏技術と感動が必ずしも比例しない、不思議な曲なのである。

クラシックのピアニストDaniel Barenboimのものが、最高ではないかと思う。
映画のシーンと思われるが、タンゴを踊る男女の姿と音楽が実にフィットしていると思う。

Daniel Barenboim - El día que mequieras
ttp://www.youtube.com/watch?v=327lGmlfrYs&list=PLC00D7CA68CB5EF13

El dia que me quieras (Carlos Gardel) - Viola Profonda & Piano
ttps://www.youtube.com/watch?v=iQD9mwnI2Zk