遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

花が微笑むとき

今年は7月から雨がまったく降らず
7月の降水量は10ミリに満たなかった。
通常年は数十ミリは降っているのに激減。
当然、庭や花壇の宿根の生育に影響が出る。

 

自宅から少し離れた花壇に庭の花を植えていたことを
ふと想い出し、見に行った。
見るからに枯れそうになっていたので、自分の分身と思い
二週間続けてジョウロで水を運び続けた。

 

最初は3L。これで足りないかもしれないが
何とか生き延びてほしいと夕暮前に話しかけた。
二週間経ち、まとまった雨が降る直前
見違えるような花に変わった。

 

花が微笑んだのである。

今年はもう大丈夫ですと言っているようだった。

 

その雨から3日経ち
再び気温が35℃近くまで上昇したので
腰が痛いのを我慢しつつ100メートルの距離を
ジョウロを二つ運んだ。

すると、思いがけず天気雨が降った。
花たちが雨雲を呼んだと直感、感謝しつつ家に戻ることにした。

 

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フロックス、ヘレニウム、キンケイギク他 

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ミソハギ、イトバハルシギャク