遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

信金本店 ショーウインドウ物語

用事で旭川市内に出かけ、信金本店の建物の横を通る際、プランター一杯に花が植えてあることに驚きつつ、建物のショーウインドウの展示物を眺めるようにしている。

そこに、地元出身画家の絵画だけでなく、お祭り、市庁舎、動物園関係の展示物があった。

 

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さて、有名になった銀行マンが主役となる銀行ドラマ「半澤直樹」では、主演俳優が銀行の役割、あるべき姿を熱弁した。この信金の場合は、銀行家としての理想をショーウインドウで表現しようとしている。

 

旭川は市街中心部が廃業等による更地化と人口減が同時進行中。経済的に縮小傾向が進む中で、信金の建物は、他の銀行とは異なり、地元住民を励まし勇気づけるような温かな姿勢、雰囲気がある。

敷地の北側には手をつなぐ男女児童のブロンズ像、敷地角にはおそらく半世紀以上前から郵便ポストが設置されている。

手をつなぐブロンズ像は、地域経済の未来の一助となろうとする銀行家の姿勢を表象している。

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ブロンズ像両脇の花壇に植えられた花をみていただきたい。隙間なくびっしり植えてある。

 

小さい頃、母に連れられて何度か信金本店に入ったことがあった。行員の皆さんはいつも笑顔だった。やさしい行員がいる銀行と思った。そんなこともあってか、建物を見ると母の笑顔が浮かぶ。

 

いろんな意味で、信金本店の建物を通り過ぎる度に懐かしい気持ちになるのである。