私は、自分ではもてた方だとは決して思っていないが、何人かの女性から意を決したような雰囲気で質問を受けたことがある。
①オフイスラブについてどう思うか?
②どのような女性がタイプなのか?
③どのような女優が好きか?
①については、まったく関心がないと素っ気無く答えた。
②、③については、聞かれた事項について、ある特定のタイプの女性であることを明確に答えた。
据え膳食わぬは男のなんとかという諺はあるが、私は探し求めるタイプなので、もてる男を気取り、とりあえずお付き合いしたり、好きでもない人と付き合う気にはならなかった。
それで出会えないなら仕方がないと、割り切ったのだ。
それでも、たった2回だけ、相手が自分のことを好きだとわかって、考えを改めたことがある。
愛は不可能を可能にし、乗り越えるものなのだと、ふとその時思った。